2022年9月16日に公開のラブロマンス映画【よだかの片想い】。
アザに悩む主人公の前田アイコを元SKE48の松井玲奈さんが演じています。
そんな映画よだかの片想いの最後がどうなっていくのか気になりませんか??
今回の記事では、映画【よだかの片想い】のラスト結末の最後までを原作小説からネタバレ&感想や見どころ紹介などもまとめてお伝えしていきます^^
映画【よだかの片想い】ラスト結末までを原作小説からネタバレ
2022年映画『よだかの片想い』が公開になります。
敬愛する島本理生さんとの出会いの作品。
アイコを演じることは私の夢でした。今回たくさんの方の力を借りて、夢が形をなし、作品になっていく瞬間に立ち会えたことを嬉しく思います。 pic.twitter.com/HNdnAiRA2t— 松井玲奈 (@renampme) September 21, 2021
前田アイコ(松井玲奈)には左目から下の頬にかけてうっすらと青く浮き上がった、生まれつきのアザがありました。
小学校3年生の社会科の授業の時に同級生の男の子から、琵琶湖のようだとからかわれたのが原因でお洒落や恋愛に興味が持てません。
有名国立大学の物理学科にストレートで合格できたのは、雑念を追い払うかのように勉強に集中したお陰でしょう。
大学院に進学してこのまま一生を研究に捧げようとしていた矢先、数少ない女友だちのまりえから1通のメールが舞い込んできます。
大学を卒業してから小さな出版社で働いていて、いま現在は顔にアザや怪我のある人たちのルポタージュを手掛けているとのこと。
インタビューに答えて本の表紙になってほしいという依頼に尻込みしてしまいますが、偏見のない社会を目指したいという彼女の意見には大賛成です。
「顔がわたしに教えてくれたこと」というタイトルで書店に平積みされると、大きな話題になって映画化も決定しました。
メガホンを取ることになったのは飛坂逢太(中島歩)、繊細な作風で女性に人気の若手映画監督です。
雑誌の企画で飛坂と対談をしたふたりは、プライベートでも食事をしたりと急接近していきます。
勇気を出して自分の気持ちを伝えたアイコ、果たして飛坂の返事は?
さらに詳細な原作小説のネタバレはこちら▽
飛坂の返事と次回作の構想
幸せにしてあげることは出来ないという飛坂の答えを聞いて、アイコは自分の見た目を言われているのだと思い込んでしまいました。
同じ研究室の先輩でお洒落で可愛いと評判の筧奈緒美と、デパートに出掛けて服を選んでもらいます。
クリニックにも通ってアザを看てもらうと太田母斑と診断、レーザー治療を2年ほど続けると目立たなくなりますが1回1万円とそれなりのお値段。
例の本の印税とインタビュー料が銀行口座には振り込まれていたので、費用の面では心配はありません。
気になるのは先日朝のワイドショー番組で流れていた、「双見恭介死去」というニュースです。
双見は昭和の名優と言われて数多くの作品に出演しましたが、飲酒運転を起こして同乗していた若い女優を亡くならせてしまってからは一切マスコミに出ていません。
その双見の最期を看取ったのが息子である飛坂だと報じられていて、アイコは直接本人に確かめにいきました。
飛坂の話では双見は業界を追放された後は生まれ故居の岩手県に帰って、ローカル局のCMや劇団の舞台で細々と活動をしていたそうです。
岩手と言えば宮沢賢治、賢治の代表作は「よだかの星」、周りから汚いと罵られても崇高に生きるよだか。
自身の少年時代を背景にアイコのように生きづらさを抱えた人たちを主役にした物語だと、飛坂は次回作の構想を打ち明けます。
飛坂との別れとアイコへの想い
飛坂のマンションに招待されて鍋パーティー、アイコの実家に招いて母親に紹介、渋谷のホテルで初めての一夜・・・。
そんな風に順調に交際を重ねていたある日のこと、アイコはコンビニでたまたま手に取った週刊誌の見出しにショックを受けました。
撮影の打ち上げで意気投合した共演者と、飛坂が路上でキスをしているスクープ写真が載っています。
お相手は若手女優として注目を集めている城崎美和で、その美しい顔立ちにはどんなに頑張っても敵いません。
この日を境にして飛坂とのお付き合いをあきらめたアイコは、学会での発表のためにキャンパスに泊まり込む毎日です。
一般企業で働いて上司や同僚とうまくやっていく自信はありませんが、教授には気に入られているために博士過程には進めるでしょう。
そんな最中に無事に就職が決まった筧奈緒美が、歓迎会のバーベキューで火傷を負ったと知ってお見舞いに行きました。
しばらくは包帯が取れないうえに直射日光にも当たることができず、退院後も腕や首には目立つ痕が残ります。
不安でいっぱいの彼女の励みとなったのはアイコの本で、ベッドの上で何度も読み返したそうです。
他人の痛みの方が何倍も辛いことを理解したアイコは、奈緒美の幸せを祈りつつもう1度だけ飛坂と会ってみたくなりました。
その飛坂から新作映画の案内状が届いたのはすっかり寒くなった頃、試写会はクリスマスイブの当日、場所は銀座の映画館。
舞台あいさつがあるために会場はびっしりと埋め尽くされていて、無遠慮に横顔を見られるのが嫌なアイコは白いマスクをしていました。
マイクを持った司会の女性に名前を呼ばれて次々とドレスアップ・正装した出演者が現れますが、飛坂だけはニット帽にカーディガンとラフな格好です。
客席から遠くで見守ることしかできませんが、誰よりも近くに感じている自信がアイコにはあります。
映画を撮るうえで1番に大変だったのは、ヒロインの顔にアザのある理由、とてもデリケートなテーマを選んだ反響・・・。
司会者の質問にひとつひとつ丁寧に回答していく飛坂は、最後に客席に視線を向けて語りかけます。
ある女性との出会いがとても大きかったこと。
彼女を見ると夏の夜空を思い出すこと。
葛藤しながらも強く生きてきた証に心を奪われたこと。
頬に手を当てたアイコはこのアザが形ある湖ではなく、無限に広がる夜空に変わったことを確信します。
上映が終わって館内が明るくなるとアイコはマスクを外してコートのポケットに押し込み、大勢の通行人が行き交う銀座の街を歩き始めるのでした。
映画【よだかの片想い】レンタル開始日や配信予定の最新情報まとめ
よだかの片想いの最後の飛坂の言葉に感動
『#よだかの片想い 』の東京国際映画祭での上映も無事に終わったようで一安心。
アイコの恋の物語が公開してから多くの人に届きますように。
撮影中に白鳥?が寄ってきて、ずっと眺めていた癒し時間。 pic.twitter.com/bi5xDPXRcO— 松井玲奈 (@renampme) November 3, 2021
映画【よだかの片想い】は、幼い頃から自分のルックスにコンプレックスがあって、引っ込み思案な性格の前田アイコが主人公。
小学生特有の無邪気さから出たたったひと言によって、彼女の運命が大きく左右されていくのが何とも残酷・・・。
人を真っ先に見た目で判断してしまう軽薄な風潮は、いまだに社会に根強く残っているのかもしれません。
その一方ではアイコにとっては頼れる先輩でもあり、良き理解者でもある筧奈緒美のような存在には勇気づけられますね。
大学生活も就職も順風満帆だった奈緒美に降りかかってくる思わぬ災難は、かなりの衝撃がありまったく予測できませんでした。
これまでは奈緒美から勇気をもらっていたアイコが、初めて彼女の力になるシーンが感動的ですし最後の決意して歩いていく場面も感動します。
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よだかの片想いの見どころと感想
異性との関係に臆病で将来もまったく未定なアイコ、若くして映画界で成功して女性ファンも多い飛坂逢太。
住む世界が正反対のふたりが、いかにしてお互いの距離感を縮められるのかがこの小説の最大の見どころでしょう。
周囲の無理解や予期せぬスキャンダルによって、少しずつ引き裂かれていく後半の展開が切ないです。
あらゆる締め付けから解放されたアイコが見つけた進むべき道、そんな彼女の背中を押すために飛坂がいかなるメッセージを送るのかにも注目してください。
まとめ
以上、映画【よだかの片想い】のラスト結末の最後までを原作小説からネタバレ&感想や見どころなどもまとめてお伝えしました!
目立つ顔にアザを持って生まれた主人公のアイコの、生きづらさや逞しさ。
最後にはマスクを外して人目を気にせず歩き出す描写に彼女の強さを感じました。
よだかの片想いは原作小説も素敵なのでぜひこちらもチェックしてみてくださいね^^