2020年1月にキスマイの藤ヶ谷さん主演でドラマ化された【やめるときも、すこやかなるときも】。
原作は窪 美澄さん作の小説作品となっています^^
今回の記事では、【やめるときも、すこやかなるときも】の原作小説から最終回結末ネタバレと感想や見どころについてお伝えしていきます!
やっぱりネタバレは読みたくないという方は、以下で原作をお得に読む方法もご紹介していますよ(^^)
やめるときも、すこやかなるときも原作小説の最終回結末ネタバレ
ついに、12月ですね。#やめるときもすこやかなるときも
日々撮影中です‼️寒くなってきたので、みなさま風邪にはお気をつけて✨#シンドラ#藤ヶ谷太輔 #奈緒#ともに生きる#UsForever#1月20日スタート#週末は台湾からの熱気が凄かったですね#近日新たなお知らせが#お楽しみにっ! pic.twitter.com/xXlyFt0xiA
— 【公式】やめるときも、すこやかなるときも (@tomoniikiru_ntv) December 2, 2019
あらすじ紹介
家具職人の須藤壱晴は高校時代に大切な人を亡くしたことが原因で、毎年12月のある日が来ると声を出すことが出来ません。ある時に友人の結婚式で知り合ったのは、パンフレットの制作会社で働く本橋桜子という女性です。模様替えを頼まれたことがきっかけで桜子との交際を始めた壱晴は、少しずつ過去のトラウマと向き合っていきます。桜子のために椅子を作る壱晴は1年後の12月に・・・。
壱晴と桜子の出会い
須藤壱晴は大学生時代の同級生の結婚式に出席した時に、ひとりで何杯ものお酒を飲んでいた本橋桜子と出会いました。
式場を抜け出したふたりはそのまま壱晴のマンションで一夜を明かして、次の日の朝には後腐れなく別れます。
2日後の午後3時に壱晴が何時ものように自分の工房に出勤して家具を作っていると、訪ねてきたのは個展のパンフレット作成を依頼していた制作会社の担当者・桜子です。
お互いに気まずい雰囲気の中で打ち合わせをスタートさせますが、途中で壱晴の声が出なくなってしまいました。
筆談で何とか商談を無事に済ませましたが、壱晴の症状を心配した桜子は1週間後の同じ時間に様子を見に行きます。
すっかり声が元に戻って普通に会話ができるようになっていた壱晴に、桜子がお願いしたのは自分の部屋の模様替えです。
桜子の実家に遊びに来た壱晴は彼女の部屋を見て、身体をゆったりと休められる椅子を手作りすることを約束しました。
タイミング悪く帰ってきたのは、経営していた印刷会社が倒産して以来酒に溺れ暴力を振るうようになっていた桜子の父親です。
泥酔状態で掴みかかってきた父に対して、壱晴はきっぱりと桜子と付き合うことを宣言します。
壱晴が隠していた過去
年が明けて早々の1月3日、桜子は渋谷駅から急行電車を乗り継いで2駅ほど離れた場所にある壱晴の実家に招待されました。
壱晴の母親と祖父を紹介されて年始の挨拶を交わした後に、桜子はリビングに飾られていた1枚の写真に目を奪われます。
夕暮れ時にオレンジ色に染まった何処かの湖をバックにして、高校生くらいかと思われる壱晴と白いワンピースを身に付けた女の子を撮影したものです。
写真の少女について詳しく聞かせて欲しいと頼んだ桜子に対して、壱晴が重い口を開いたのはそれから2週間が経った頃でした。
彼女の名前は大島真織、父親の転勤で高校時代を島根県松江市で過ごしていた壱晴の同級生、ふたりで東京の大学に進学して一緒に生活することを誓い合ったほどの仲。
入試が間近に迫った高校3年生の12月、家計を助けるためにアルバイトを続けていた真織を壱晴は毎晩のように送り迎えしていました。
信号無視をして1台の大型トラックが猛スピードで交差点に侵入してきましたが、咄嗟のことで壱晴は真織に声をかけることが出来ません。
それ以来真織の命日が近づくと壱晴の声は一時的に失われてしまい、医師からは「記念日反応」という診断を受けています。
医者のアドバイスによると、その出来事が起こった場所に信頼できる誰かと行けば声が出るようになるかもしれません。
過去と決別するためにふたりが向かった先は、島根の山中にある真織のお墓があるお寺です。
思い出の町での仲違いと恩師
空港からのバスが停まった松江駅前でタクシーを降りた壱晴と真織は、駅ビルのテナントに入っている花屋で小さなブーケを購入しました。
市内を巡るレイクラインという赤いバスに乗り込むと、たどり着いたのは湖沿いの道を離れた行き止まりにある竹林に囲まれた寺です。
墓の前にしゃがみこんで静かに手を合わせている壱晴を見て、桜子は今でもまだ真織が彼の心の中にいることを確信します。
ひとりで先に東京へと帰ってしまった桜子を追いかけようとしていた壱晴に、電話をかけてきたのは独立する時にお世話になった佐藤哲の妹です。
哲先生が重い病のために余命幾ばくもないことを知ると、壱晴は羽田空港からそのまま入院先へと向かいました。
酸素マスクと強い痛み止めで意識が朦朧となった哲先生は壱晴が差し出した手を握り返して、弟子に最期の教えを送ります。
桜子さんからは何がなんでも離れるな、今すぐに工房に戻って彼女のために椅子を作れ、もう病院には来なくていい。
その日から工房に泊まり込んで椅子を完成させた壱晴は、哲先生のお葬式で久しぶりに桜子と対面しました。
取り戻した声
葬儀を終えた夜に壱晴の工房へ足を運んだ桜子は、自分だけのためにオーダーメイドで作ってくれた椅子に腰掛けてみました。
座った時のお尻にあたる木の感覚からひじ掛けの高さに、膝を曲げた角度までピッタリで身体のどこにも無理がかかりません。
初めてマンションで一夜を明かしたあの時に、桜子が寝ている間に密かにサイズを採寸していたからです。
壱晴からプロポーズをされた桜子は、1年のある時期になると声が出なくなる厄介なこの人を背負うことを決意します。
父の猛反対を何とか振り切って実家を出た桜子が、壱晴のマンションで暮らし始めたのは春先のことです。
壱晴が彼女のために作った椅子は「sakurako」と名付けられて、個展でも展示されて多くの来場者から評判になりました。
個展が終わると次から次へと壱晴の工房には注文が入るようになり、桜子も制作会社の仕事を続けていたので大忙しです。
同棲生活を始めて半年があっという間に過ぎていった頃、今年も12月の真織の命日を迎えました。
久しぶりに早く帰れそうだという桜子からのメールを受け取って、作業を早めに切り上げた壱晴は工房を飛び出して自宅へと駆け出します。
窓辺に動く桜子の影を見つけた壱晴は、はっきりと声に出して「ただいま」を言うのでした。
壱晴と桜子の心情などは原作で読むとより感動的です^^
やめるときも、すこやかなるときも原作小説の最終回結末を読んだ感想
壱晴の家具工房「tRonc」を初公開‼️
この場所が壱晴の大切な場所✨#tRoncと書いてトロンと読みます#もうすぐ#この場所で…#もうすぐ#放送開始#もうすぐ#お正月#もうすぐ#2020年#もうすぐ#運命の恋スタート#やめるときもすこやかなるときも#シンドラ#藤ヶ谷太輔#奈緒#1月20日スタート pic.twitter.com/8g0lhffz6J— 【公式】やめるときも、すこやかなるときも (@tomoniikiru_ntv) December 30, 2019
結婚式終わりのパーティーで意気投合した名前も知らない女性と、朝陽が射し込んできたベッドの上で須藤壱晴が目覚めるオープニングが美しかったです。
子供のように深く眠りこけた彼女の背中に直接触れることなく、親指と人差し指を広げて身体のサイズを図る壱晴は紳士であり根っからの職人でした!
出会って早々に本橋桜子の実家に招かれた際には粗暴な父親に絡まれながらも、毅然とした態度で切り返す芯の強さも伝わってきます。
物語前半は壱晴の工房と桜子の勤め先がある都内が舞台になっていましたが、後半パートに出てくる島根県松江市の風景も印象深かったです^^
青空の下に黒と白とのコントラストが際立った松江城や、武家屋敷や重厚な瓦屋根の日本家屋が建ち並んだ裏通りも風情がありました。
不器用ながらもようやくカップルらしくなってきたふたりが離れ離れになってしまう、お墓参りのシーンが切なかったです。。
かつての恋人・大島真織と心の支えだった哲先生の事を乗り越えて成長した壱晴が、桜子へ送った最高のプレゼントには心温まります(*´ω`)
やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫(日本)) [ 窪 美澄 ]
やめるときも、すこやかなるときも原作小説の最終回結末までの見どころネタバレ
本日よる7時から放送の #今夜くらべてみました 3時間SPに #奈緒 さんが出演します✨是非ご覧ください‼️#地元愛強すぎる女#奈緒さんが語る福岡愛とは#そしてまさかのサプライズに涙 !?#お楽しみに#やめるときもすこやかなるときも#シンドラ#藤ヶ谷太輔#1月20日スタート pic.twitter.com/GVU89rI5XH
— 【公式】やめるときも、すこやかなるときも (@tomoniikiru_ntv) January 8, 2020
若くして家具作りの技術を身に付けて自分だけの工房を構える、主人公・須藤壱晴のプロフェッショナルとしてのこだわりが丁寧に描かれていました。
どんなに深酒をしたとしても午前7時には目を覚まして、サイクリングロードをマウンテンバイクで走りながら土手沿いの仕事場へと向かう姿が勇ましく映し出されていきます。
スライド式丸ノコから角ノミ機、ダボ穴加工機にサイクロン式集塵機といった大掛かりな電動工具を手際よく使いこなしていて動きには無駄がありません^^
工房内に並べられた鉋やノミ、ノコギリなどの手入れを怠ることがないのは「哲先生」こと佐藤哲の教えを忠実に守り抜いているからです。
師匠に礼を尽くして自分の仕事に誇りを持つ壱晴の生きざまには、様々な職場で働く人たちが共感できることでしょう。
職人さんに憧れている若い世代の皆さんや、リタイア後にものづくりを楽しみたいと考えているシニア世代の方たちは是非とも読んでみて下さい!
やめるときも、すこやかなるときも原作小説の最終回結末ネタバレ感想まとめ
以上、ドラマ化もされて注目されている【やめるときも、すこやかなるときも】について。
原作小説の最終回と結末までのネタバレや感想などをお伝えしました^^
ゆっくりと心が回復していく様子は、ドラマと小説とでまた違った感情移入をして読むことが出来ると思います。
原作小説もぜひじっくりとチェックしてみてくださいね♪