まだ何も知らない頃の過去の木村さつき先生を呼び出した加藤みきお。
みきおの最後の目的と心達の結末はどうなってしまうのか・・・?
今回の記事では、テセウスの船の漫画最終巻となる10巻のネタバレ感想と見どころをお伝えしていきます^^!
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>>テセウスの船の原作漫画9巻の結末ネタバレ感想!加藤の正体が判明!
【テセウスの船】漫画最終巻10巻の結末ネタバレ1
#テセウスの船
12/23に最終10巻が発売します。連載の立ち上げ時、編集長から中々OKを貰えなくて
担当さんと何度も描き直しました。
そういう良い思い出が沢山あり、最終回は特別な気持ちで描きました。
決して優等生ではありませんが
無事に僕の手を離れたように感じます。有難うございます👋 pic.twitter.com/5WTGNqyyYY
— 東元俊哉 (@toshiya_paris) December 16, 2019
あらすじ
心は学校の高学年教材室であるお面を見つけて校長先生にそのお面の由来を尋ねます。
校長先生より由来を聞き、自身が初めてタイムスリップした日にちがお祭りの日と同じだと考えます。
校長先生からさつき先生が見当たらないと聞き、すぐに佐野に無線で連絡を入れ学校内を捜索する心。
さつき先生が受け持つ教室に入ると黒板にあの不気味な絵が描いてありました。
加藤の絵だと確信した心ですが、絵の意味が理解できずにすぐにその絵を紙に書き写します。
校舎内を捜索する心ですがさつき先生はまだ見つかりません。
佐野が学校に到着すると、心は学校を訪れた者全員の持ち物検査を行うと説明をしている所でした。
佐野が村人や子供らに謝り渋々荷物検査を受けてくれています。
荷物検査をしながら心は加藤みきおの事を考えていました。
すると、放送が流れ始めました。
放送をしているのは小学生の加藤でした。
放送を聞いた2人は、荷物検査をしているにも関わらず放送室に走って行きました。
放送室には小学生の加藤みきおが1人でいました。
心の姿を見て無邪気に喜んでいますが、心はそれどころではありません。
親戚の叔父さんの居所を問うと、札幌にいると答えるみきお。
佐野が札幌の病院には来ていないことを話すと話を変えようとしました。
心はみきおの荷物を見せてくれと頼むのですが、みきおは頑なに拒みます。
心はさつき先生の居所も確認しますが、知らないと答えられます。
それよりも鈴に会えない事が寂しいと話すみきおに佐野は無理やりにでも鞄を見せるように引っ張ります。
そこへ職員がやってきて止めに入りました。
みきおは暴力を受けたと訴えます。
職員は2人を別室に呼び、村人からのクレームが出ている事を伝え学校の和を乱さないで欲しいと注意を受けます。
そこへみきおがやってきて鞄を押し付けてきました。
鞄の中身は水筒のみ。
心と佐野は水筒の中身を捨て、今後の計画を話し合います。
グラウンドを訪れた佐野。
村人達が持ってきた食べ物や箱の中身を1つずつ確認しているので、見ている人達はその行動を怪しんでいます。
そして、佐野は村人達が持ち込んだ飲み物の中身を全て捨て、18時まで何も口にするなと指示をするのでした。
図書室では加藤みきおがクラスの子達に札幌のお土産を渡しています。
水に溶かすと甘いジュースになると言い、他の人には内緒だと告げるのでした。
さつき先生を捜索する為に学校内を歩く心。
図書室にいるみきお達にサボってはいけないと注意し、外に出しました。
心はみきおについて歩いています。
再び心はさつき先生の居場所や鈴達の居場所を確認しますが、いつにも増して笑顔を見せるみきおに不快感を覚える心でした。
雨が降り始めたので、食事は教室で行うと先生達が呼びかけています。
続々と生徒が多目的教室に集まりました。
計画通りに佐野は飲み物は水道の水のみを皆に提供し、心は火災報知機の前に立っています。
火災報知機を押しますが反応しません。
慌てて心は教室に戻り、水を飲もうとする生徒達を制止させます。
報知機が鳴らない事を佐野にコッソリ話す心。
部屋の中を見渡し、ある一角の生徒が水に何かを混入させているのを発見します。
すぐにその生徒の飲み物や混入物を取り上げる心。
佐野は、周囲の皆に何も口にしないように指示を出します。
そして、心が飲み物に毒物が混入されている事を説明し、お泊り会は中止すると宣言しました。
そこへ加藤みきおが水に何かを混入させ口に運びます。
みきおは吐き気を感じながら倒れこみました。
多目的室に悲鳴が響き渡り倒れこんだ加藤に近づく心。
パチっと表情を変えみきおは演技だと言い、立ち上がりました。
そこへ佐野を呼ぶ職員が来て急いで玄関に向かう佐野。
玄関には慎吾をおんぶした佐々木紀子が立っていました。
佐野に慎吾を預け、佐々木紀子が現状説明を行いました。
佐々木紀子が村に向かう途中で慎吾に出くわした事。
慎吾から母親と鈴と共に知らない男に連れて行かれ、慎吾のみ逃がしてくれた事を説明しました。
慎吾のズボンのポケットに紙が入っている事に気づいた佐野。
その紙にはあの不気味な絵が描かれてありました。
佐野はすぐに校長先生に慎吾の現状を見て貰い、お泊まり会を中止する事に了承を得ました。
物品室に来た心とみきお。
心はみきおを部屋に閉じ込め出られないようにしました。
佐野が心を呼び、慎吾のポケットに入ってあったあの不気味な絵を見せました。
絵を横に揃えると「18:30」という暗号のようなものが分かった2人。
「18:30」の意味を考えますが、時計を見ると既に18時17分。
考える余裕もなく、絵に描いている風速計を頼って音臼岳の小屋に心は行こうとしました。
2人で事件を解決しようと決めたではないかと佐野は止めます。
しかし心にとっては自分の戻る世界がないと確信しており、覚悟ができている事。
続けて佐野も理解していた事であるが、この事件を止める事が出来た時に「田村心」という人間が消えるかもしれないという事。
それよりも佐野には帰りを待つ家族がいるのではないかと心は諭すのでした。
【テセウスの船】漫画最終巻10巻の結末ネタバレ2
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雨が降りしきる中、音臼岳の小屋に到着した心。
小屋の中から加藤の声が聞こえてきます。
扉を開けようとした時、頭に鈍い痛みが走り気を失いまいした。
目が覚めた心が見たものは床の上のテープの山、手錠で繋がれている自分の手首、さつき先生の変わり果てた姿が横たわっていました。
外から灯油の匂いを感じる心。
扉の向こうで誰かが灯油をまいている姿が見えました。
それは2017年に存在していた加藤みきおでした。
心と一緒でタイムスリップしてきたと話すみきお。
マッチに火をつけてこれから無差別事件は起きないと宣言し、もう興味はないと言い放ちます。
逆に、自分の1番欲しかったものは純粋な知り合った頃の鈴だと言うのです。
明音ちゃんを手にかけた理由は鈴を泣かせて許せなかった事。
明音ちゃんが亡くなった小屋の中にSのキーホルダーが落ちていたのは、鈴に気づいて欲しかったから。
その後に夢見たのは、鈴の父親が犯人になる夢だったのです。
鈴とみきおが出会ったのは転校初日の学校。
席が隣同士で鈴からみきおに話しかけるのですが、みきおは無視していました。
授業中、外で雨が降っている中みきおがノートに文字をたくさん書きこんでいる所、鈴がノートに傘を書いて一緒に帰ろうと書き込み、笑顔を見せてくれた事がとても印象に残っていたのです。
それからは、ずっと夢の中で鈴とみきおだけの世界を見るようになったのでした。
ある日の帰り道、鈴が将来結婚したい人の話をみきおにしました。
鈴は自分のお父さんみたいな正義感を持った人と結婚したいと語るのでした。
2017年の加藤みきおの話を聞いた心。
頭の中で自分が見てきたもの全てが走馬灯のように走り抜け、みきおの目的が鈴だと気づきました。
みきおも事件後はずっと鈴を追いかけていました。
施設や高校、これまでの勤務先、整形した事や名前も変えた事も全て知っていました。
そして鈴に近づきますが、手に入れたのは自分の知っている鈴ではなかったのでした。
みきおは、慰霊祭に参加した全員を巻き込んで命を絶とうと計画していたのです。
そんな時に心が目の前に現れました。
気づいた時には1987年にタイムスリップしており、小学生の時の自分に近づいたのです。
過去の自分に未来の話をしたみきお。
小学生のみきおはどうすればいいのだろうかと問うのですが、アドバイスはするが決定権は自分だと諭します。
田中の爺さんの家を燃やして2人がいない間に家に行き、お腹の中の心の命を奪うという計画を小学生のみきおが立てたのですが、大人のみきおは実行しませんでした。
その理由は、鈴を不幸にすればするほど未来の鈴が変わってしまうと分かったからでした。
鈴は以前に正義感のある人と結婚したいと言っていたので、【未来の加藤みきおが加藤信也として全ての罪を告白】して正義のヒーローを作り上げようと考えたのでした。
学校で警察を待っている佐野は無線で心に連絡をするのですが、応答がありません。
物品室の加藤みきおが中にいる事を確認します。
そこへ無線が入ってきましたが、警察の応援部隊でした。
佐野は無線の相手へ音臼岳の山小屋に至急応援を要請します。
その時、鈴と母親の和子はロープで縛られどこかに閉じ込められています。
物音がして鈴を助けにきたのは小学生の加藤みきおでした。
体育館にいる佐野にみきおが鈴を見つけたと声を掛けました。
母親はまだ旧体育館にいる事を伝えます。
鈴を抱きしめる佐野へ、みきおは紙を手渡しました。
紙には加藤信也の告白が記載されています。
その紙を読んだ佐野はみきおに大きな声を出しました。
旧体育館で和子が見つかったと先生達が佐野に報告してきました。
そこへ救急車と応援の警察部隊も到着。
和子と鈴は救急車で病院に運ばれました。
応援部隊の警察がみきおをヒーローのように褒めています。
そして、加藤信也を容疑者として捜査すると佐野に伝えます。
佐野は納得がいかない顔をして山小屋に行くと言い、車に向かいました。
車に向かっている佐野の後ろに傘を差した男がナイフを握っています。
傘を捨て、勢いよく走ります。
その姿を周囲の人間が発見し声を上げているのに気づいた佐野。
振り向くと心が目の前に立っており、ナイフで刺されてしまいます。
ナイフを持っていたのは2017年の加藤みきおこと加藤信也です。
加藤も目の前に心がいる事に驚きを隠せません。
何故なら、山小屋に灯油をまき火をつけていたからでした。
手錠で繋がれていた心は燃え盛る小屋の中で懸命に逃げたのです。
小屋にあった犯行の証拠となるテープも持参しており、加藤の目の前に投げました。
心のもう片方の手錠を加藤の手首にかけ倒れこむ心。
加藤は再び持っていたナイフで佐野に襲い掛かりましたが、佐野は発砲しました。
加藤も倒れて佐野は心の手をとり声をかけます。
呼びかけに反応しない心に何度も何度も呼びかけるのでした。
時は過ぎ去り、2017年6月10日。
音臼村の墓地に「田村心」が眠っています。
音臼村は閉村になりました。
久しぶりに村を訪れたのは佐野一家。
父親の文吾、母親の和子と鈴と慎吾の4人が昔住んでいた家を見て懐かしがっています。
昔埋めたタイムカプセルを掘り起こしに来ました。
タイムカプセルを見つけて蓋を開ける4人。
慎吾はキン消し。
鈴は小学校の時に使用していた筆箱。
和子は使い捨てカメラ。
文吾が心の入れた封筒を持ち、中身を確認しています。
中には結婚指輪と家系図が記載されており、心の結婚相手の名前が記載されてあります。
名前は「岸田由紀」と書いてありました。
雨が強くなってきたので、4人は文吾の運転する車で家に帰りました。
東京に佐野一家の自宅があります。
鈴がふとテーブルに目をやると、週刊誌がありました。
そこには、音臼村事件の犯人「少年Aのその後」という記事が書いてあります。
鈴はその記事を読み、父親に加藤の居場所を探していないかと確認します。
父親は捜していないと否定しました。
そこへ慎吾がやってきて、お母さんのインスタントカメラを現像したと持ってきました。
その写真の中に心の写真がありました。
写真に写っている「田村心」と弟の心がそっくりだと鈴は話しています。
とある場所でスマホにメールが受信されました。
メールを開くと、文吾がタイムカプセルに入れた言葉が写っている写メが貼付されていました。
それを見たのは、未来に生きる心。
心は意味がわからないようです。
そして、心は教師になっていました。
同僚の先生からお昼のお弁当を貰い、生徒達に冷やかしを受けています。
心が実家に帰ってきて将来結婚する女性を共に連れてきています。
その人物は・・・・・・?
堂々の完結!幸せな未来のより詳細な全編をぜひ確認してみてください♪
【テセウスの船】漫画最終巻10巻の感想
テセウスの船(10) (モーニング KC) [ 東元 俊哉 ]
テセウスの船がやっと完結しました!!
12月23日に発売され、すぐに購入し一気に読みました。
本当に加藤みきおの闇が深い・・・。
見えている幻覚や幻聴は何なんでしょうか?
みきおの深い所にいる、残虐性の強いもう1人のみきお?と思いました。
私はカウンセラーでもないし専門家でもないので分かりませんが、その部分については明確化されておらず意味深です。
しかし、加藤みきおの計画がかなり変化している事に驚きました。
鈴の「正義のヒーロー」になりたかったんですね(゚Д゚;)
でも、ヒーローにしては最初の事件はかなり暴力的で計画性のないもの。
小学生の考え方なんだなとつくづく思いました。
それが未来の加藤みきおの助言でここまで変化するとは、誰も考えないと思います。
子供だからこそ動かしやすい…。
大人の加藤みきおの計画性がここで表明されました。
でも、最後にハッピーエンドを迎える事ができて良かった!!
未来の心がちゃんと幸せになれる道を見つける事が出来てお父さんも嬉しかったでしょうね♪
鈴の旦那さんが気がかりですが、この本を読む事が出来て本当に良かったと感じています^^
【テセウスの船】漫画最終巻10巻の見どころネタバレ
東元俊哉『テセウスの船』10巻。
タイムスリップを絡めたサスペンスが遂に完結。
人の暖かさと怖さをじわじわと丁寧に描いてて引き込まれる作品。
犯人は歪だけど純真だった。
そして話は闇を残しつつ綺麗にまとまった。しかし正直なところ、この世界にもっと浸っていたかった。
来年ドラマ化します。 pic.twitter.com/IkKAJ0zNT6— ぽとぽとライオン (@potopoto_lion) December 23, 2019
堂々の完結巻ですから、見どころは満載です。
小学生の加藤みきおが未来のみきおに助言を貰い、自分の計画を変化させる所は小学生らしい浅はかな計画なんだなと感じて貰えると思います。
そして、演技をしてまで毒ではないと証明したあの姿や表情…。
大人に対して、してやった!!と捉える事が出来ます(゚Д゚;)
佐野と心も犯人とマークしているからこそ注意している、その盲点を突いた行動だと思いました。
大人をからかっているようにしか見えません。
鈴の「正義のヒーロー」になるべく、小学生のみきおは俳優になっています。
そこは未来の事を知っている佐野としては疑ってかかってましたが、周囲は「ヒーロー」として崇めていました。
そこへぶち破った心の「本当のヒーロー」の登場でした。
でも、佐野一家にとってはとても悲しい出来事になってしまいました。。
最後に佐野一家全員が幸せに暮らしている姿を見る事ができます^^
鈴も結婚して妊娠している姿も見る事が出来ました。
心は夢であった教師となり、結婚相手を家族に紹介する所が1番の見どころです!
【テセウスの船】漫画最終巻10巻結末ネタバレ感想まとめ
以上、テセウスの船の漫画最終巻・10巻の結末ネタバレ感想と見どころをお伝えしました。
最終的に、過去を救った心は居なくなってしまいましたね(>_<)
しかし過去にお腹の中にいた「心」が未来で新しい道を歩んでいます!!
最後もまた巡り合う未来になっていて、これが本当の赤い糸ですね(*´ω`)
佐野家がかける事のない結末になったのはホッとしました♪