今回は、宮坂香帆さん作【10万分の1】原作漫画の結末ネタバレ感想と見どころをお伝えします^^
白濱亜嵐さんと平祐奈さんの主演で映画化が決定しているこの作品。
一足お先に原作漫画ラストの結末をチェックしていきましょう!
- やっぱり結末のネタバレは読みたくない!
- 実際に紙面で見たくなった!
という方は、以下で無料で読む方法をご紹介しています。
「10万分の1」の結末ネタバレ
10万分の1 9巻買いました!
ボイスメッセージのシーンほんとに好きです✨
涙なしには見られませんでした😭
明るい最終巻なのがとても素敵です。そして、映画化おめでとうございます!
観に行きます😊お疲れ様でした!
これからも応援してます📣 pic.twitter.com/Gj8MslXKLv— 亜美♪ (@amiJSB114klo) 2018年11月12日
まずは、あらすじを紹介します。
やがて、2年越しの想いが実って、二人は付き合い始めることになります。
しかしある日莉乃は倒れてしまい、身体に力が入らなくなり、脚が動かせなくなってしまうのです。
莉乃は、全身が動かせなくなる難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えてしまったのでした。
このお話は、そんな病院を抱えてしまった莉乃と蓮がふたりの強い絆で、様々な困難を乗り越えていく物語です。
1巻では、同じ仲良しグループで、剣道部のマネージャーを務める莉乃と剣道部の主将である蓮が互いに想いを寄せている様子をうつす場面からはじまります。
ある日、意を決して自分の事をどう思っているか莉乃に尋ねた蓮でしたが、莉乃はとんちんかんなことを言ってしまいます。
莉乃は、子どもの頃に初恋の相手に言われた心ない言葉がトラウマになっていて、恋に臆病になっていたのでした。
それでもやはり、莉乃を諦められない蓮は再度莉乃に告白し、自分の気持ちに正直になると決めた莉乃もその気持ちに応え、二人は付き合うことになります。
2巻では、蓮が他のクラスの女子からの告白を断ったことで莉乃を妬む女子達が、学校で行われる球技大会で莉乃に嫌がらせを企みます。
蓮に心配をかけたくない一心で嫌がらせを受けても黙っていた莉乃でしたが、球技大会の当日、蓮にフラれた女子がいる相手チームと自分のチームメイトが共謀してわざと負けようとしていることに気づき、全校生徒の前でブチキレてしまいます。
そして、蓮もまた莉乃の事を庇うのでした。
そんな事件の後にさらに事件は続き、莉乃はある日ふとした拍子に倒れてしまうのです。
3巻では、莉乃と蓮の仲を裂こうと、莉乃のことが好きな裕人がことあるごとに邪魔をしてきます。
一方で、莉乃は足が動かなくなる間隔が前より短くなっていることに不安を覚えてネットで症状を検索し、ALSという病気なのではないかと気づき始めます。
莉乃の違和感に気づいた祖父もまた、蓮に学校での莉乃の体調の変化を尋ね、元気そうに思える莉乃の様子について、蓮までも考えを巡らせるようになります。
自分の体の異変に不安を感じる莉乃でしたが、蓮はずっとそばにいると約束をします。
そんな中、病院で祖父と共に断定は出来ないもののやはりALSである疑いが強いと宣告されてしまうのでした。
4巻では、莉乃は足が動かせなくなり、ひとりで電車に取り残されてしまいます。
病気の自分では生きている方が迷惑になると考えてしまう莉乃は、電車に飛び込もうとしますが蓮に抱き止められます。
病気への恐怖に押しつぶされそうな莉乃でしたが、自分のことを愛してくれる蓮や祖父のためにも、どんなことがあっても生きたいと思い返すのでした。
そして、ここからようやく莉乃は、蓮のことを「桐谷くん」から「蓮くん」と呼ぶようになります。
また、この巻では、友人の千紘と喧嘩しながらも支え合う莉乃と千紘の熱い友情も描かれています。
5巻では、ようやく千紘も莉乃がALSだと知らされます。
号泣する千紘を莉乃は笑顔で慰めますが、ずっと泣いている千紘を見て祥は一番辛いのは誰かと気づかせます。
千紘は泣くのをやめ、莉乃が楽しく過ごせるように莉乃の手助けをしていくことを決めます。
また、蓮は祖父からの警察官という一家であるという道を捨て進路を変更し、医大を受験することを決意します。
そんな蓮をよそに自分が病気を抱えていることを負い目に感じる莉乃でしたが、莉乃の祖父に必死に頼んで、二人で泊まりがけの旅行に出かけます。
6巻では、さらに遠くへ行こうと言う蓮と手を取り合って、ふたりは電車で莉乃の思い出の地である長野へ向かいます。
長野に到着した蓮は何度も家族から着信が入っていることに気づきますが、申し訳ないと思いながらも今は莉乃の笑顔を守りたい気持ちを優先させます。
そして、ふたりは共に満点の星空を観ます。
その後、来年も再来年もまた一緒にここに来ようと言う蓮の言葉に涙を流す莉乃は、自分は一人じゃないと強く感じ、二人はタイムカプセルとひまわりの種を埋めて、また来年来ようと約束したのでした。
それからこの回では、意を決した莉乃はクラスの皆に病気のことを告白します。
蓮と一緒にいるためにもっと強くなりたいと思ったからです。
散々莉乃たちをからかっていたクラスメイトたちでしたが、理解を示し、莉乃たちに手を貸してくれるようになるのでした。
7巻では、自分を引き取りたいと熱望する祖母の意を受けて、莉乃は蓮や祖父と離れて北海道に行くことを承諾します。
何も告げないまま蓮の前から姿を消そうと決めていた莉乃は、文化祭で蓮と一緒にいられる時間を最後まで楽しもうと悲しみを胸に秘めて笑顔を見せ続けます。
しかし、やっぱり皆と一緒にこの学校を卒業したいと思う莉乃は、祖母を説得し北海道行きは取りやめになります。
それから、車椅子での生活となってしまった莉乃は次第に誰かの手を借りなければ日常生活すら送れないことに激しいショックを受けます。
そんな中行われた蓮の剣道大会で、蓮は莉乃の存在が自分に力をくれると言い、莉乃に医学部に合格することと試合に勝つことを約束し、プロポーズをするのでした。
8巻では、見事に優勝した蓮が莉乃の祖父に結婚を許して欲しいと懇願に行きます。
祖父からの承諾も得て蓮からの歓迎を受けたふたりは、思い出の教室で無事に結婚を果たします。
本物の結婚式ではないし、笑いも起こるなどおごそかな雰囲気はないけれど、とても温かく、とても素晴らしい結婚式の様子が描かれています。
そして、病院の先生からの後押しも受け、ふたりは子どもを産むことを決断するのです。
9巻では、去年埋めたタイムカプセルを掘り起こそうと、莉乃と蓮は千紘たちと共に長野へ向かいます。
タイムカプセルを掘り起こしに行くと、昨年、莉乃と蓮が植えた季節外れのひまわりが咲いており、莉乃はさらにパワーをもらいます。
長野から帰ると、莉乃は妊娠6週目であることが判明します。
そして、数ヶ月後に莉乃は女の子と男の子の双子の赤ちゃんを無事に出産するのでした。
それから数年が経ち、莉乃は手足が動かなくなり、声もほとんど出なくなってしまい・・・
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「10万分の1」を読んだ感想
この話を読み始めた時は、正直よくある少女漫画のハッピーエンドで終わる漫画なんだろうなと思っていました。
そして、恥ずかしながら、わたしはこの漫画で描かれているALSという病気について、この漫画を読むまでは言葉すらも聞いたことがありませんでした。。
しかし、漫画を読んでいくにつれて、「もし、自分が莉乃と同じ病気になってしまったら」と考えると、莉乃の強さと莉乃を支える蓮の姿に毎巻、涙なしでは読むことが出来なくなっていました。
さらに話が進むにつれて、莉乃や蓮、ふたりを囲む周りの人たちを応援している自分もいました。
このお話の素敵なところは、例えどんな困難が待ち構えていようとも、莉乃と蓮がふたりで前向きに立ち向かっていくところだと思っています。
そして、いつでも莉乃に一途な蓮の姿にも惹かれるものがありました。
最終回では莉乃が亡くなってしまうなど嫌な終わり方を予想していましたが、病気が治ったというスッキリとした終わり方とは少し違いましたが、この結末で良かったと感じます^^
この最終回でのふたりの幸せな姿にたどり着くまでには、ふたりの間にたくさんの壁が立ちはだかりました。
別れの危機も訪れましたが、その度に莉乃と蓮は互いに支え合い、ひとつずつ壁を乗り越えてきました。
わたしも莉乃と蓮のような関係になりたい!と、漫画を通して心から思いました。
この漫画は、恋をしている方やそうでない方、今、莉乃と同じ病気で一生懸命闘っている方とたくさんの人に読んでもらいたい作品です。
そして、読み終わったあとに私と同様に感動と、今近くにいてくれる人の大切さを感じてもらえたら嬉しいなと思います^^
2020年11月27日から公開の映画も話題だよ♪
「10万分の1」の見どころ紹介
この作品の見どころは、部活に仲間に恋にと、全ての学生生活に対して全力で真っ直ぐな蓮と、難病という大きな悩みを抱えいろんな感情との葛藤とたたかう、主人公莉乃のふたりの心の強さ、そして絆の強さだと思います。
最後には家庭を築いてみせたふたりですが、もちろん、幸せな家庭を築くまでの過程ではたくさんの事件が起こりました。
その度に不安になり、別れの危機も訪れましたが、莉乃と蓮はひとつずつ壁を乗り越えていきます。
そんなふたりの姿に勇気づけられる作品だと思います。
ちなみに、気になるタイトルである10万分の1は、ALSという病気になる確率から来ているようです。
回復が難しく、どんどん症状が悪化していってしまう莉乃ですが、そんな彼女は自分の病気とどう向き合うのか?
そして、蓮や周りの友達、家族は彼女をどう支えていくのかも注目していただきたいポイントです。
ただの泣けるだけの漫画ではないことが結論ですが、暗くなることはありません。
むしろ勇気がもらえる漫画だと思います。
病気であることは恥ずかしいことではありませんが、自ら病気の事を告白するにも周りからどのようにみられるのかやはり気になるのが普通ですよね。。
虐められるかもしれない、馬鹿にされるかもしれない、等の葛藤があったかもしれないですが、手を貸して下さいと周りを頼るのではなく、自分の口から言える莉乃の強さには心を打たれます。
是非色々な人に見てもらいたい漫画です!
また、難病であるという障害がある以上どうしても読めば読むほど辛くなってしまいますが、気がつけば自分もストーリーの中に入り込み、ふたりを応援してしまっているのもこの作品の見どころではないでしょうか^^
ただの泣けるだけの作品ではない。
そんな2人の絆の強さや病気に対する理解など、やはり実際に漫画を読んだ方が伝わってくる感動が違いますよ^^
「10万分の1」ネタバレ感想まとめ
以上、10万分の1の原作漫画の結末ネタバレや見どころについて紹介しました。
よくある泣ける系だけのストーリーじゃない事は、実際に漫画を読み進める事で実感できます。
映画も公開されるので、映画も漫画も号泣&感動間違いなしです(>_<)