今回の記事では、松本光司さん作 彼岸島 最後の47日間【最終回】16巻のネタバレと感想をお伝えします^^
ついにこのシリーズの長いラストを迎えます。
衝撃のラストがどうなったかをしっかり見届けていきましょう!
やっぱり結末のネタバレは読みたくない!実際に紙面で見たくなった!
という方は、以下で漫画を無料で読む方法をご紹介しています☆
彼岸島 最後の47日間【最終回】16巻ネタバレ感想!
邪鬼・椿との激闘を制し
最終決戦の地に向かう明!
そこに待ち構えるは宿敵・雅‼︎
今、人間と吸血鬼の千日にも及ぶ
死闘の歴史に終止符が打たれる。
『彼岸島 最後の47日間16巻』は
今日発売だよ♪
話題騒然、衝撃のラストを見逃すな‼︎ pic.twitter.com/k9yOOiyi47— 戸田書店沼津店 (@toda_numazu) 2014年9月5日
まず、あらすじを紹介します。
その計画を防がんとする”明”は、長い戦いの果てに遂に雅の住む館へと辿り着きました。
雅に飛びかかり剣撃を浴びせる明でしたが、雅の鉄扇によって阻まれた後、地下に落とされてしまいます。
その地下で明を待っていた物は、かつて目にした強大な邪鬼、”椿”でした。
椿によって捕らえられてしまう明。しかしそこで、かつで逸れていた仲間”亮介”と再会します。
階上で窮地に陥ってる仲間を救うため、亮介と共に椿に立ち向かう明でしたが、
一瞬の虚を突かれ椿の手に捕まってしまい、絶体絶命の窮地に立たされてしまいました。
159話「ナイスキャッチ」
椿は手に力を込め、その手に捕らえた明を握りつぶそうとします。
激痛に叫び声を上げる明。
そして椿は手を自身の口元に近づけて行き…明が食べられてしまうその瞬間!
しかし間一髪、渾身の力を振り絞り、手にしていたギロチンを椿の顔に突き立てます。
痛みに絶叫する椿の手から零れ落ちる明!しかし亮介が何とかその腕に抱きとめました。
涙を流しながら何もできなかったことに対して謝罪する亮介。
それを聞いた明は息も絶え絶えながら、助かったよと伝えて親指を立てて優しく応えるのでした。
そして力を振り絞り、椿を倒さんと立ち上がる明。
もう一度ギロチンの刃を振り回し、椿の身体に突き立てます。
身体が持つかどうかの心配も抱えたままです。
160話「右顎」
そのまま倒せるのではないか?という期待の中、満身創痍の状態ながら椿に攻撃を加え続けるも、遂に倒れてしまう明。
しかし、歯を食い縛って立ち上がり、この攻撃で最後にしてやろうと右顎を狙ってトドメの一撃を与えようと再度立ち上がります。
最後の力を振り絞って放たれた刃は、正確に椿の右顎を捉え、遂に頭部を切断しました。
161話「動けない」
明のおかげで人間側の勝機が見えて来たのではないかと感激する亮介。
しかし、出口に近付こうとしたその時!
バァァァァン!と大きな音を立て、出口が崩れてしまいます。
実はまだ生きていた椿が、その剛腕で出口を叩き壊したのでした。
愕然とする三人。
しかし刹那、その腕は次に明を狙い振り下ろされます!
何度も叩きつけられ、血を吐き出す明。
愕然と見ている亮介は、自分たちの心の支えと希望である明の命を心配します。
意を決して走り出す亮介。
そしてボロボロの明を突き飛ばして助けだしました。
そしてそのまま…にっこりと微笑みを浮かべながら、明の身代わりとなって、椿に叩き潰されてしまうのでした。
悲痛な叫び声を上げながら亮介との思い出を回想する明。
そんな明の目の前で、亮介の亡骸は椿に食べられてしまいました。
「平成十五年六月十七日 石田亮介 彼岸島に散る――」
第162話「絶命」
亮介を食べた後、なおも明に襲いかかる椿。
しかし全く狙いが定まっておらず、それどころか血を吐いて悶え苦しみだします。
やがてそのまま横たわり、自然に息絶えたのでした。
亮介の命を悔やむ隊長。
そして気絶していた明が目を覚まします。
亮介が命がけで守った命を無駄にはしない。
そう言って折れた槍と、亮介に託していた懐刀を拾い上げ、かつて自分が落ちてきた穴に向かって、壁を登り始めるのでした。
第163話「上へ」
かつての友と、兄の事を思い返しながら、登り続ける明。
しかし不幸にも槍が途中で折れ、下まで落ちていってしまいます。
運良く命は免れますが、槍と懐刀を失い、更に右足が折れてしまいました。
それでも明は上を睨みつけ、今度は素手で壁を登りだすのでした。
第164話「仲間」
指先の爪が剥がれ落ちながらも登り続け、前回折れた槍の地点まで辿り着いた明。
今度は槍の穂先を片手に、壁を登り続けます。
脳裏に浮かぶユキの顔…亮介…ケンちゃん…田中さん…冷…
思考も時間間隔も失いつつ、遂に明がその視界に捉えました。
見えてきたのは雅の姿です!
第165話「背後」
遂に雅を見つけた明ですが、雅は明には気付いていない様子。
しかし明は既に満身創痍。
迂闊には動けないと思案していると…雅が突如手すりにもたれかかり、穴に背を向けました!
好機を見出し、後ろからの不意打ちを敢行する明!
雅に向かって槍の穂先を振り下ろしますが…。
すんでの所で腕を阻まれ、顔を掴まれてしまいました。
166話「絶望の顔」
穴の上で顔を捕まれ、宙吊りの状態になっている明。
その明に対し、雅は島の人間はもうダメだろうという事と船が既に出てしまっている事も話し始めます。
それを聞いて激しい怒りとともに暴れる明。
それに対して明を掴んでいた手を離す雅…が、明は危うくも雅の腕に掴まり、落下を免れます!
すると雅は不敵な笑みを浮かべ、懐から出した鉄扇で明の腕を切り落としたのでした。
絶望している顔をしながら絶叫と共に落下していく明。
第167話「落下」
椿が居た地下まで落ちていく明。が、すんでの所で隊長が受け止めます。
明を労る隊長を尻目に、片腕で這い進みながらも雅の元へ向かおうとする明。
しかし、そのまま気を失ってしまったのでした。
場面が変わり、港にいる西山と加藤。
船で島を出ようとしている雅を見つけます。
命を捨てて斬りかかろうとする加藤…が、西山が羽交い締めにして静止します。
加藤のみが行ってももう何も意味はないと悟ったのです。
泣き叫ぶ二人の前で、雅は悠々と島を出ていったのでした。
第168話「最後の日」
東京 渋谷駅前
人混み行き交うスクランブル交差点の真ん中に、一台のトラックが停車しました。
見物人がたむろする中、トラックのコンテナがゆっくりを開いていき…黒い霧のような物が入った巨大なガラスケースと、防護服を来た者が現れます。
防護服の者が手にした斧で、ガラスケースを叩き割ると、黒い霧の様に見えた吸血鬼ウイルスを媒介した蚊が一斉に放たれたのでした。
蚊は瞬く間に周囲の人々を吸血鬼に変え、そして周囲の人々に襲いかかり、あっという間に日本は吸血鬼の島へと変貌してしまったのです。
その頃、浅草雷門前では・・・
彼岸島 最後の47日間【最終回】16巻を読んだ感想
「彼岸島」「彼岸島 最後の47日間」とタイトルを変えながら、実に12年もの間連載された大長編シリーズ。
その長い戦いに遂に終止符が打たれ…なかったのは本当に驚きでした(笑)
大団円とは真逆の完全なバッドエンドですが、それが逆に新シリーズへの布石として上手く機能していますよね^^
特に、人類の最後希望である超人明が右腕を失ってしまうのは驚きでした!
いや、むしろ生存すら定かではないですからね。
当時はここで主人公が交代するんじゃないか、などという予想もありましたね。
加えて綴りたいのが亮介が命を落としたことについてです。
亮介は「最後の47日間」に移行した後に出て来たキャラクターで、第一話からメインキャラクターの様な役割のように見えたため、ここでの退場は衝撃的でした。
彼のラストシーンを見るたび、新シリーズでの活躍も見てみたかったな、なんて思ってしまいます。
総括すると、長編シリーズでありながらも、最後まで作者の松本光司さんの魅力が発揮された内容だったと思います。
最後の浅草のシーン等は、他の作家さんには中々描けないシーンですよ、絶対!!
彼岸島 最後の47日間【最終回】16巻の見どころ紹介
『彼岸島 デラックス』公開まであと2日!!
本日は宮本篤役の鈴木亮平さんです!#ハァハァ #彼岸島 #彼岸島デラックス #鈴木亮平 #カウントダウン pic.twitter.com/0BOfVk8YmB— 映画『彼岸島 デラックス』公式 (@higanjimadx) October 13, 2016
見所は何といっても物語の”結末“です。
続編シリーズとして「48日後…」が連載されていますが、どのようにあの物語に至ったのか…を読む事ができる事でしょう。
そしてその中でおこる亮介のラストシーン。
戦闘能力らしい物がなく、今まで直接的な活躍をしてこなかった亮介。
華々しく活躍する明と自分を比較して自己嫌悪に陥る事もあった彼が、最後で戦いの中で、自分自身を肯定して満足気に微笑む姿は感じ入るものがありました。
明に関して言えば右腕を切断されるシーンはもちろん衝撃的でしたが、それよりも孤独に苦しみに耐えながら穴を登っていくシーンが心に残りました。
珍しく弱音を吐き、何もかも捨ててユキと逃げたい等とらしくない台詞を吐いてしまい、そして脳裏に浮かぶのは亮介とケンちゃん。
命を落としてしまった二人が怒っている姿を思い浮かべ、笑いかけるシーンは悲しくも温かい物がありましたね。
シリーズ全体を通して見ても、重要な一冊であり物語の転換期になっています。
その目でチェックして損はないですよ!
そして何より淡々と侵略される日本と雷門の前でビシッと決める雅!
これにつきます^^
彼岸島最後の47日間【最終回】16巻結末ネタバレ感想まとめ
以上、彼岸島 最後の47日間【最終回】16巻のネタバレ感想と見どころについてお伝えしました。
やっと長い連載が終わりを迎えた・・・と思いきや、このさらに続編となる48日後…も現在まで続いているので2度の驚きですね(笑)
長い連載は、ファンにとっては嬉しいものだと思います^^
紙面の方がインパクトがあるので、ぜひ実際にチェックしてみてくださいね!
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