小松菜奈さんと坂口健太郎さんのダブル主演で2022年3月4日に公開された映画【余命10年】。
余命が決まっている状態からスタートで最後まで切ないんですよね・・・(/_;)
そんな主人公達の人生がどうなっていったのか気になりますよね??
今回の記事では、映画【余命10年】のラスト結末までのネタバレと実際に観たネタバレ感想や見どころ紹介などもまとめてお伝えしていきます^^
映画【余命10年】ラスト結末ネタバレ①
【茉莉の緑、和人の青】
キャラクターのテーマカラーを設定したのは藤井監督です。緑は原作者の小坂流加さんが好きだった色、青は監督が好きな色でもあるという事です。また、映画の和人の設定には藤井監督自身も投影されているそうです。#余命10年 pic.twitter.com/8n91vukbX8— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) April 19, 2022
高林まつりは、数万人に1人という不治の病におかされて自分の余命が残り少ない女の子。
ある日、病院で仲良くしていた友人の安藤聖が同じ病で亡くなってしまい、葬式に参加するまつり。
そこで悲しむ安藤聖の夫と子供の姿を目にします。
悲しみを目の当たりにしたまつりは、自分も余命が少ないこと、また死が身近にきていることを悟って恋はしないと人生を諦めて生きるようになるんですよね(/_;)
そして、葬儀の帰り道。
安藤聖からもらったビデオで桜をとり、自分の最期を迎えるまでの思い出を記録として残していく事に。
友達との女子会では、まつりの退院祝いが開かれました。
友達はまつりの病気が不治の病だとは知らず、純粋に退院に対する祝福の言葉をかけます。
それぞれが就職や結婚などの人生を前に進んでいっていることを知ったまつりは、取り残された感じがしていました。
帰り道、友人の1人である藤崎沙苗から、自分が勤めている出版社に勤めないかと、まつりに話を持ちかけます。
悩むまつりは、一旦その場では返事を保留する事に。
ある日、家族共に治療に励む中で行われた地元での同窓会。
そこで、真部和人に出逢います。
和人は同窓会終了後に酷く泥酔している様子で帰る姿があったのでした。
そして後日、まつりと和人共通の友人である富田タケルからまつりに連絡が入ります。
それは、和人が自宅マンションから飛び降り自殺未遂で救急搬送されたということでした。
すぐに病院に駆けつけるまつりとタケル。
生きたくても生きられないまつりは、和人が自ら命を絶とうとしたことに失望し、足早に病室を去っていきます。
その姿がずっと気になっていた和人は、後日タケルとまつりの3人でご飯に行き、あの時の自分の浅はかな考えを謝罪するのでした。
帰り道、和人とまつりが2人で帰っていると、まつりはビデオを取り出してもう一度和人にもう命を絶つような事はしないことを確認します。
和人は、前向きに人生を進んでいくことを誓うのでした。
後日、和人はタケルの紹介で居酒屋の店員として働くことになります。
あの事件の影響で足を骨折していましたが、その中でも懸命に働く和人の姿をまつりも見守ります。
まつりもまた就活を始めますが、持病のこともあり不採用が続くばかり・・・。
そこで、沙苗の出版社のお手伝いとして働くことを決意します。
彼女が欲しいタケルに沙苗を紹介したまつり。
次第に沙苗とタケル、まつりと和人の4人でよく遊ぶようになります。
ある日、和人の家でご飯を食べていた4人。
先にタケルと沙苗が帰った後、和人はまつりに好きな気持ちを伝えます。
戸惑うまつりは足早にマンションから出ていくのでした。
まつりの姉、桔梗が結婚式を挙げてまつりも参加します。
幸せそうな姉の姿を目にするまつり。
途中トイレに行くと、親戚の人がまつりがトイレに入っていることを気づかず、まつりがかわいそうだと同情する話で盛り上がっているのを聞いてしまいます。
後日、桔梗はまつりに肺移植手術を提案。
しかし、様々な治療法を試しながらも今まで効果がなかったまつりは姉に冷たく当たってしまいます。
友達とのご飯会、友達から結婚報告を受けて祝福するまつり。
まつりにも男の子を紹介するという提案があり話を受けようとしましたが、その友達が持病を持っていることでまつりと共感出来るのではないかと話されます。
話を聞いたまつりは気分が悪くなり、解散してから過食してトイレで吐いてしまうのでした(>_<)
その帰り道、バイト先から走ってまつりを探しに来ていた和人。
駅前でまつりに出会うことができると再び告白をして、今度は受け入れたまつりと和人は付き合うことになるのでした^^
映画【余命10年】ラスト結末ネタバレ②まつりは死なない?最後は生きてる?
2人で様々なところに出かけ思い出を作っていくまつり。
冬には2人でスノーボードに出かけます。
そこでこけた和人のポケットから白色の箱が出てきます。
ゲレンデで婚約指輪を出し、まつりにプロポーズをする和人でしたが冗談めかして断るまつり。
その夜、コテージで結ばれた2人。
あまりの幸せに、この先自分の命がが長くない事を知っているまつりは1人風呂場で涙を流すのでした。
そのまま朝早くコテージから1人去るまつり。
すぐに気づいて後を追う和人ですが、そこでまつりは初めて和人に自分が余命短い難病であることを伝えます。
和人はそれでもそばにいたいと伝えますが、これ以上一緒にいると死ぬのが怖くなってしまうからと、最後のお願いを和人にします。
まつりを想う和人はその想いを受け止めることにするのでした(/_;)
まつりが家に帰宅すると、台所で料理をしていた母親の姿が。
そこでまつりはもっと生きたいと初めて弱音を吐き、母の肩に寄りかかります。
闘病中から書いていたまつりの実体験をもとにした小説ができあがり、友達の沙苗に託します。
沙苗は出版に向けて尽力するよう、まつりに誓うのです。
まつりの症状はどんどん悪化し、やせ細り、いつしか酸素マスクをつけての入院生活に。
そこにお見舞いに来たのは姉の桔梗。
姉のお腹に赤ちゃんがいることをそこでまつりは知り、祝福の言葉をかけます。
また、お姉ちゃんへの感謝の言葉を伝えると、桔梗は涙するのです。
居酒屋での勤務から独立して自分のお店を持つことになった和人。
店の名前は(まつり)にすることに決めていました。
まつりは自分の症状が進んでいくことを感じ、今まで撮り溜めていたビデオのデータを消そうとします。
最後まで和人の映像がなかなか消せないまつりでしたが、意を決して削除ボタンを押すのです。
居酒屋まつりの開店日初日、タケルと沙苗が祝いに店に来ます。
和人が沙苗から閉店後に読むようにと渡されたプレゼントを閉店後に中身を開けると、それは出版前のまつりが書いた小説だったのです。
読み進めていく和人は、すぐさままつりのある病院へと駆けつけます。
まつりは意識のない中、闘病を続けていました。
その中で駆けつけた和人。
両親のはからいもあり、久しぶりに2人きりの時間を過ごします。
まつりという名前の店を開いたことを伝え、まつりのそばに寄り添う和人。
すると、まつりは最後に笑顔を見せるのでした・・・。
まつりの葬儀が終わり、和人はまつりが使っていたビデオカメラを受け継ぎます。
2人で歩いた桜並木を撮影する和人。
ふと、まつりとの日々を思い出し、まつりが見えたような気がする和人は思い出を胸に前に進んでいくのでした(/_;)
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映画【余命10年】ラスト結末ネタバレ感想と見どころ紹介
【和人は映画好き】
和人の部屋の本棚をよく観るとDVDがたくさん並んでいます。好きな映画監督はベルギーのダルデンヌ兄弟や橋口亮輔さん。もともと映画鑑賞が好きで大学2年の頃は仕送りが止まったこともあり池袋の映画館でバイトしていたという裏設定もあります。#余命10年 pic.twitter.com/84hp7p5H8P— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) April 17, 2022
数万人に1人という難病と向き合う主人公まつりの人間らしい姿に心打たれて・・・映画鑑賞中、たくさん泣けてきました。
また、館内も途中からすすり泣く声が多く聞こえてくるほどでした(/_;)
生きることを諦めていたまつりが、生きることを諦めかけていた和人と出逢い、そして結ばれ、離れ・・・。
様々な恋愛の壁にぶつかりながらも、日々を懸命に生きてきた彼女の記録がしっかりと私たちに伝わってきました。
また、家族の支えももう一つのテーマになってくる映画です。
映画途中でオリンピックの話が出た時の、家族の雰囲気がとても印象強いです。
未来がどこまで続くのか分からない不安は、まつり本人だけでなく、家族自身も常に闘いながら、病気と向き合って来たんだなと感じました(>_<)
まつりが自分の病気のことをなかなか友達に打ち明けることができなかったのは、結婚報告をした友達での女子会での、まつりの表情によく表れていました。
まだ闘病を続けている不治の病だと知った時、果たして周りはどんな反応をするのか、不安に思うのも無理はありません。
その中でも、恋愛をして幸せな時間を過ごすまつりですが、幸せであればあるほど、死ぬのが怖くなるという言葉は印象的です。
和人自身もまつりを大事に思っているからこそ、最後は離れる決断をしたでしょうし、和人自身も自分なりに前を向いて、自分の店を持ち独立できるくらい一人前の人間に成長した時、人と人との出会いの大切さを感じました。
最初、自ら命を絶とうとした時には、和人自身はこの未来を予想もしていなかったことと思います。
SNSも普及して、たくさんのきらびやかな世界が見えてきて、他人が羨ましくなるこのご時世。
その中での和人の葛藤もまたリアルでした。
一人一人のストーリーが人間味いっぱい描かれていた、余命10年。
たくさんの人に見てもらい、自分の頭で感じていただきたい作品です^^
映画【余命10年】ラスト結末ネタバレ感想と見どころ紹介まとめ
以上、映画【余命10年】のラスト結末までのネタバレと実際に観たネタバレ感想や見どころ紹介などもまとめてお伝えしました!
まつりには何とか奇跡でも起こって最後は生きてる・・・という展開も期待してしまいそうになりましたが、難病に苦しむ彼女は静かに亡くなってしまいました。
切ないお話ではありますが、まつりの周囲の人物たちの成長なども含めておすすめできる映画になっています^^