今回は、10月27日にNHKでドラマ化されている小説「ぬけまいる」の原作ネタバレと、ドラマでの最終回予測などをお伝えしていきます^^
やっぱりネタバレ内容は見たくない!という方は、以下で原作小説を無料で読む方法をご紹介しています♪
※上記記事内でご紹介しているサイトの内、2018年10月現在「ぬけまいる」の取り扱いがあるのはmusic.jpとU-NEXTです。
「ぬけまいる」の原作結末ネタバレ
お以乃・お蝶・お志花の3人は幼い頃からの親友で、10代に残した数多くの武勇伝によって日本橋界隈では「馬喰町の猪鹿蝶」として有名な存在でした。
20代になるとお互いが疎遠になっていき、お以乃は職を転々として現在では母親が切り盛りする簡易食堂「こいこい」を手伝っています。
そんなお以乃を弘化2年(1845年)のある日、久しぶりにお蝶が訪ねてきました。
お蝶は実家の小間物屋を継いで見事な商才を発揮していましたが、遊び好きで売れない役者との関係があり夫との仲は余り上手くいっていません。
ふたりが身の回りの不平不満をこぼしている場に、お志花も合流しました。
浪人の娘ながらも譜代の後家人と結婚したお志花も、家庭内で鬱屈とした思いを抱えています。
3人はその日のうちに家族にも断りなく着の身着のまま、手形もお金も持たずに伊勢神宮を目指す「抜け詣り」へと出発するのでした。
かつては庶民の参拝が禁止されていた伊勢神宮でしたが、経済的な理由により江戸時代になると解禁されました。
抜け詣りの証である柄杓をお志花が持っていたために、街道沿いの通行人は気前よく銭やお米を入れてくれます。
昼過ぎにこいこいを出て夕刻には川崎にたどり着いた3人は、古ぼけた旅籠屋で1泊しました。
翌朝の日の出には旅籠を出て、神奈川宿へと向かいます。
しかし、保土ヶ谷では巡礼を名乗る3人組の少女「おしゃま連」に、全財産を騙し取られてしまいました。
一文無しで酒匂川の岸辺までやって来た3人には、川越えの銭を払う事が出来ません。
小田原の街道沿いで出逢った茶屋を営む老夫婦を助けることで、3日間で3000文程度の旅費を稼ぎます。
箱根の関所は江戸にいる大名の妻の逃亡を監視するために、厳重な警戒が張り巡らされていました。
手形を持たない3人は賭場で知り合った清水湊の米穀商の主人だという長五郎から、偽造手形を作る木挽き師の正蔵を紹介されます。
関所の人見女は正蔵の妹に当たりあらかじめ袖の下を渡していたために、3人は無事に箱根超えを果たすのでした。
大井川の手前の島田の宿では、小間物屋の半分を妻に横取りされ身投げをしようとしていた伊作を救います。
朝顔を育てることに長けた伊作に、江戸の品評会に出品することを勧めました。
お蝶は代わりに店番をし朝顔簪を売り込み、伊作が不在の数日間であっという間に繁盛させます。
江戸から帰ってきた伊作から店の売り上げ金の半分・45両を受け取った3人は、大井川を手摺付きの上等な台に乗って渡りました。
保土ヶ谷で煮え湯を飲まされたおしゃま連に、桑名で再会します。
3人は人生の先輩として、小娘たちに以前の借りを返すのでした。
伊勢山田から外宮の門前町を経て、3人はいよいよ内宮付近の門前町の宿・岩戸屋にまで到着しました。
先代までは界隈一と言われていたこの宿も、当代の博打好きによって傾き始めています。
お志花は抜け詣りに来た本当の理由を、五十鈴川のほとりに佇む茶屋でお以乃に打ち明けます。
自由気前に生きるお以乃とお蝶のふたりを見て、お志花も10年以上前から密かに思いを寄せていた真吾という剣士に会うことを決意したからでした。
しかし長旅の疲れからお志花は病に倒れ、しばらく養生することになります。
お蝶が岩戸屋の危機を救うためにひとり賭場に乗り込んだことを知り、お以乃も後を追います。
天乃屋という旅籠で開催されている博打で、お蝶は勝ち続けていました。
地元の親分・黒松権蔵と互角に渡り合い、箱根の関所超えの時に手を貸してくれた長五郎に再び助けられます。
長五郎は侠客として有名な自らの名前・清水次郎長を明かして、遂には黒松親分を打ち負かしますのでした。
すっかり回復したお志花は真吾に会いに、ひとり駕籠に乗り込み京都へ向かいます。
二見浦の夫婦岩の前で待ち合わせをしていた真吾と言葉を交わし彼への未練を断ち切ることによって、お志花はお以乃とお蝶の待つ伊勢に舞い戻ります。
岩戸屋の騒ぎも収まり念願の伊勢詣りを果たした3人は、家族へのお土産を買って江戸に戻っていくのでした。
「ぬけまいる」の原作小説の感想と見どころ紹介
朝井まかてさんの『ぬけまいる』を読んでいる。朝井まかてさんの作品はどれも好み。『恋歌』は最強だった。今回は面白みもあり、お伊勢参りに行きたくなりそうな予感。
— るりいろ (@Ruri11238) 2018年8月24日
ある日突然に家庭から仕事までのありとあらゆる責任を放り出して、突然のお伊勢詣りに繰り出していく3人の女性たちの行く末に引き込まれていきます。
時が流れてそれぞれの境遇に格差が生じるなかでも、決して変わることのない友情には心温まるものがありました。
知恵のお以乃に商才豊かなお蝶、武芸全般に秀でているお志花とそれぞれの特殊能力を発揮して困難を乗り越えていく冒険が楽しかったです^^
旅の途中でお以乃たちの食事の場面に登場する、桑名の焼き蛤や伊勢の赤福を始めとする全国各地の名産品が実に美味しそうでした!
旅先で出逢った数多くの人たちに手を差し伸べていくうちに、何時しか自分自身の悩み事を解決して成長していく姿が感動的です。
また、ストーリーの舞台こそ江戸に設定されていますが、三者三様の人生を送っているヒロインたちには現代における専業主婦からキャリアウーマンまでの生きざまに重なるものがありました。
いつの時代にも家庭や職場に存在する男女不平等への痛烈な批判には、世代を越えた皆さんが共感出来るはずです。
不条理な現実に打ちのめされても屈することのない、女性たちの強さと行動力が見どころになっています。
2018年の10月にはNHKで、お蝶の役に田中麗奈・お以乃にともさかりえ・お志花には佐藤江梨子といったラインナップでテレビドラマ化されます。
美しき女優さんたちによる豪華な共演シーンを思い浮かべながら、読み進めて頂きたい1冊になります。
「ぬけまいる」の原作とドラマの違いと最終回予測!
《ぬけまいる》読み終わった。面白い本を探してる人にぜひお薦めしたい本だ。朝井まかては人をイキイキ描く天才だ!
— あや (@siro_koharu) 2015年9月2日
色んな事情を抱えた江戸の3人の女性の物語として人気のあるこの小説。
今話題の滝沢秀明さんがゲスト出演する事でも話題になっているのですが、出演者の豪華さもすごいんですよね^^
結末としては、原作に近いまま放送していくのではないかと予測しています。
伊勢詣りを果たすまでに色んな人たちとの出会いと助け合いがあって、スッキリした気持ちで3人は江戸に帰っていく。
という最終回ですね。
配役など変更点は今のところ見つからないですが、放送開始してからもし何か気付きがあればこちらに追記していきます!
第1話を見ての感想
BGMがポップで明るい感じでいいですね~!
笑えるところもあるし軽く楽しく見る事が出来ます。
娘たちにだまされてやり返したシーンが最高で見ていてスッキリしました♪
第2話を見ての感想
おじいさんとおばあさんとの話が泣けましたね・・・。
この3人だから出来ることで手助けしていく展開が見ていて気持ちいいです^^
「ぬけまいる」の原作小説を無料で読む方法を以下でご紹介しています。
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まとめ
以上、「ぬけまいる」の原作小説の結末ネタバレと、ドラマでの最終回予測などもまとめてお伝えしました。
ドラマ放送は全8回と決まっているのですが、HNKのドラマも結構面白い話が多いのでおススメです^^
原作小説を先に読んでいたら、より違う観点から楽しめると思いますよ☆