今回は、かわかみじゅんこさん作「中学聖日記」第1巻のネタバレと感想や見どころについてお伝えします^^
現在ドラマ放送中の話題作なので、原作漫画も要チェックです☆
やっぱりネタバレは読みたくない!という方は、以下で無料で読む方法をご紹介しています。

「中学聖日記」第1巻のネタバレ
#かわかみじゅんこ 「#中学聖日記 」
1巻読み終わって、このまま一気に続巻読みきってしまいたい衝動と、じっくりしみじみ1日1冊ずつ楽しみたい気持ちで、葛藤中。
良い。好き。良い。もどかしくてじれったくて、触れたくて触れたくなくて。はぁ。恋。
オバサンは恋したいぞ!(既婚。) pic.twitter.com/HsGp0xxSFe— モチコ★元年 (@mochibon735) 2017年10月13日
まずは簡単にあらすじをご紹介します。
中学三年生の夏、大人の様でまだまだ子どもの年代です。
好きななった相手に何をすればいいのかも分からない中、男子学生は必死にもがきます。同じ様に恋愛をし、本人に好意を寄せてくれている女の子では気持ち悪いと感じ、かと言って、自身も先生に対して、どの様な態度を取ったり、距離感を保てばいいのか分からない状況です。
婚約者のいる聖ですが、気が付けばこの男子学生の存在が気になっており…。
一分間の黙とうを告げられ、赴任してきた中学生教師の末永聖はしっかり一分間目を瞑ります。
生徒を本来なら監視する側なのですが、生徒に監視される事になります。
そんなナチュラルな感じの聖を男子学生はざわめき立ち、女子学生はいやらしいと毛嫌いします。
同じクラスメートの話しを関心ない様子で聞いているのは黒岩君です。
同級生にチョッカイを出されますが、聖には全然興味ないと返答し空気を乱します。
黒岩はそんな独特の雰囲気を纏う男子学生です。
この学校付近では隕石がよく落ちます。
先日も校務員さんに落ちて亡くなってしまいました。
皆悲しがっていましたが、次第に噂話しは大きくなり、NASAが来た等と話す者もいる程です。
そんな時に、聖はこの中学校に赴任してきました。
塩谷先生は聖を呼び止めます。
彼女は中学生と言う思春期の時期に刺激を与えない事と聖に釘をさします。
綺麗に手入れの行きとどいた髪はくくった方がいいと誘導するのです。
その様子を生徒達は遠巻きに見ていました。
男子学生は可愛いと言い、女子学生はどんくさいと言います。
ただ、聖は結婚を間近にしており、婚約者もいるのです。
黒岩は聖に婚約者がいる事をそこで初めて聞き、やる事やってるんだなと男の子ならではの感情を抱きます。
目を瞑った顔は可愛かったなと思う反面、イラッとしている自分を自覚するのです。
黒岩は母親に促されて、豆腐を買いに行きます。
頭の中では聖の年齢を反芻します。
丁度、豆腐屋に聖も来ていたのです。
プライベートの聖を見て、又可愛く思いイラッとしてしまいます。
結局、黒岩は豆腐を買わずにコロッケを購入して帰宅しました。
部屋に閉じこもると、どうして聖には可愛いとイラがセットなのか、しかも先ほどは手が出そうになったと自問しています。
翌日、黒岩は皆にそれを相談します。
男子生徒はピンと来ていないみたいですが、一人の女子生徒が、それは好きなのではないかと呆れ気味に言います。
一瞬間をおいて、皆納得します。
黒岩は一人、逡巡します。
先生の事を好き?黒岩は納得出来ませんでした。
午後、学校で黒岩は聖に会います。
実際に隕石が落ちる所を目の当たりにした聖は本当に落ちるんだとびっくりしています。
聖は話しの流れで、黒岩は女の子みたいに綺麗な顔をしているねと伝えます。
それを聞いた黒岩は聖の頬にビンタします。
罵倒の言葉があるわけでも、表情を変える訳でもなく、聖の両腕を掴み、これ以上イライラさせないで、と心の中で唱えます。
それから数日経っても、黒岩の暴力に関する事は表沙汰になる事はありませんでした。
聖は慌てて廊下を走り、何も無い所でこけてしまいプリントをばらまいてしまいます。
それを女子学生は使えないと声に出して話し、黒岩は静かに拾って渡してあげるのです。
生徒は聖の噂話しをします。
わざとしているのか、ナメられている事に気付いていない事等を怪訝そうに話します。
そんな会話を聞いていた黒岩はそそくさと早退してしまいました。
黒岩は本当に何を考えているのか分からない、と言うのがクラスメイトの反応でした。
聖は教師らしく、この前の黒岩の行動を本に習って勉強していました。
スクールカウンセラーに相談した方がいいのではと思うのですが、それは塩谷先生なのです。
頭をよぎりましたが、撤回します。
そこに婚約者の勝太郎からメールが届きます。
なかなか会えない二人ですが、メールのやり取りだけでも聖は幸せになります。
そのままメールの返信をせずに聖は眠ってしまいます。
黒岩が友人と自販機の前でじゃれている所に聖がやってきました。
今日の三者面談は黒岩の母親が来られないとの事で、先生との二人になりました。
面談の時間、黒岩と聖は二人、教室で話しをします。
どこの高校に行きたいか、将来の夢は何かと一通りの面談です。
聖はずっと教師になりたかったと黒岩に話します。
しかし、黒岩は、聖は教師に向いていないと本人に向かって声を放ちます。
聖は驚いてしまい、声も出ません。
立て続けに何故ぶった事を学校に報告しないのか、先ほど友人とじゃれている様子を見て、あからさまに安堵していたねと話します。
それでも止まってしまっている聖の目の前に立ち、大きく腕を振り上げます。
聖はノートで自身の顔をかくし、悲鳴を上げます。
黒岩はブツことなく、たた立ちすくんで涙を流していました。
そんな光景を理解出来ない聖は呆気に取られてしまいます。
黒岩は最近変なんでと言って、教室を出て行ってしまいました。
黒岩は自宅に帰って、一連の自身の行動を振り返ります。
何かあったら家の屋根に登る習慣がある様子で、考え事をしています。
そして、ようやく自身が聖を好きだと言う事を自覚するのでした。
黒岩は自転車を押しながら、家を出ました。
そこで丁度聖と出会うのです。
聖は黒岩に言います。「先生、力になりたいの。」
そんな聖に黒岩は返事をし、自分に酔うのもいいけど、本当に考えた?と心の中で話し掛けます。
そんな二人のやり取りを電信柱の後ろから同じクラスの女子生徒が見ていました。
季節は春から夏になり、衣替えの季節になりました。
黒岩だけがまだ冬服で登校する姿を見て、聖は思わず笑ってしまいました。
聖の授業では黒岩が顔をあげた時に聖と目が合います。
戸惑ったのは聖の方でした。
慌てて黒板に向きなおり、授業を続けます。
そんな様子を見逃さなかったのは、先日も一緒に居る所を見た、女子中学生の子でした。
聖は他の先生が帰宅する中、一人職員室に残って黙々と仕事を行います。
要領が悪いのか仕事が沢山残っている様子です。
隕石と人が亡くなった事を思い出した聖は帰宅する事にしました。
帰り道、婚約者からのメールを思い出し、今会いたいよと言う言葉を反芻します。
黒岩は自宅で机に突っ伏して、聖の言った言葉を思い出していました。
急にいたたまれなくなってコンビニへ出掛ける事にしました。
そんな息子の様子を見た母親がパンを買ってくるように伝言します。
コンビニをはしごして、ようやく購入した後、道路標識が目に留まります。
急に海岸に行こうと考えて30km先の海岸を目指し、自転車をこぎ始めます。
聖は車でわざと遠回りをして帰宅している途中でした。
IKEAがあるのを発見した次の瞬間、目に飛び込んできたのは自転車をこぐ黒岩でした。
呼び止めて、何をしているのか聞くと、黒岩は海岸に行こうと思ったと話します。
聖は教員として一大人として帰宅する事を指導します。
きちんと聖の言う事を聞いて黒岩は帰宅しようと自転車を翻しました。
しかし、直ぐに雨が降ってきたのです。
聖はこんな雨の中を自転車で帰すのは、風邪でも引いてしまうと考え、車に乗せる事にしました。
自転車は後日、取りに来るとして、黒岩は聖の車に乗り込みました。
ハンドタオルがある事を促しますが、黒岩は頭を抱えて黙っています。
しばらくすると、今日の授業でやった漢詩が好きだと話し始めました。
聖は自身の授業と好きな漢詩だったこともあり、嬉しくなってきました。
又、黒岩が普通の男の子なんだと安堵した様子も見られました。
黒岩は、以前聖が言った、何でも力になると言うのはなんでもですか?
と問います。
聖もそれに関しては色々考えていた様子で、一緒に成長していければ…と話しをつなぎます。
ただ、黒岩にはいろいろ手遅れだと感じたのです。
聖の手を取り、急に顔を近づけます。
そこに携帯がなりました。聖が慌てて出ると相手は婚約者でした。
今、自身のクラスの生徒を、その子を車に乗せて帰宅途中だと話します。
黒岩は聖が“その子”と表現した事を聞き、車から降りてしまいました。
聖が電話を切って振り返ると座席には黒岩の姿ありませんでした。
翌日、黒岩は風邪で学校を休みました。
聖もくしゃみがとまりません。風邪気味の様子です。
そんな聖の様子を見て、書類を運んでいる聖を手助けする女子生徒も出てきました。
岩崎さんです。
一人で大丈夫と返答する聖ですが、又転ばれても困るので、ととげのあるいい方で手伝ってくれます。
岩崎さんは聖に婚約者との馴れ初めを聞きだします。
皆、何故、婚約者の存在を知ってるのだろうかと聖は驚いてしまいました。
遠距離恋愛を全面否定する岩崎に聖は相手を信じているからと答えます。
ただ、それを「鈍いのって得ですね。」と一蹴するのでした。
言いたい事を言った岩崎は荷物を所定の場所に置いて、聖から離れていってしまいました。
黒岩は自宅で寝ています。まだ風邪が治っていない様子です。
母親が声をかけますが、咳で答えるのです。
そんな息子を思って夏休みに携帯を買ってあげると約束するのでした。
黒岩は聖の電話の内容を思い出します。
“子”と言われた事を思い出しては、頭が痛む様子です。
そこにチャイムが鳴りました。何故か黒岩は聖だと思い、元気よく玄関を開けます。
そこに立っていたのは岩崎でした。
がっかりする黒岩の家の中に岩崎はズカズカ入っていきます。
急に入って来られて困惑している黒岩ですが、岩崎は関係なく、自分でお茶を入れると言って気を使われます。
結局、リビングで二人向かい合ってお茶を飲む事になりました。
薬を飲もうしていた黒岩に、岩崎は今の年齢だと薬は大人なのか、子どもなのか迷うよねと話します。
岩崎は本題に移ります。
今日、聖も風邪を引いていたけど、昨日会っていたの?と問うのです。
それだけでは無く、以前、二人が会っている事や会話の内容も聞いていたと言う話をどんどんします。
黒岩は岩崎に懐疑的になり始めます。
そして、岩崎は、最終的には黒岩が傷付いて終るだけだ!と釘を刺します。
黒岩は表情を変える事なく、岩崎に帰れよと言い放ちます。
岩崎は負けじと、自分は多少傷付く事位覚悟して来ている!と言葉にします。
そっぽを向いて、少し照れた岩崎をきもちわるい…と感じる黒岩でした。
自転車を取りに行かないと…。
そんな事を考えている黒岩はまだ学校に来ません。
もう一週間以上きていないのです。
夏休み前に引きこもるのでは…等とクラスメイトが話しをしていると、担任が変な目で見るからじゃないの?とあからさまに聖に意地悪を言う岩崎です。
又、同じ様な事を他の先生からも窘められるのでした。
黒岩は元気になっていました。
靴を履いて出掛けます。
黒岩が河川敷を歩いていると同じクラスの男子生徒に会います。九重です。
学校来ないのはなぜか、もう来ないのか?高校はどうするのかなど、黒岩が答える前に質問します。
黒岩はいつか行くけど、今はまだ行かないと返答しました。
その後、二人は夏に向かって歩き出しました。
黒岩は急に聖が家に来たらいいのにと妄想しています。
実は黒岩が外出中に聖は黒岩の自宅を訪問していたのです。
チャイムを鳴らしても応答が事に若干安堵している聖がいました。
彼女は彼の目で見られる事を好んでいません。心の中をかき乱されると感じているからです。
勝太郎の言う様に聖は先生になったのではなく、先生をしている子どもの真似事みたいだと感じてしまっているのです。
黒岩と九重は放置していた自転車の所まで辿り着きました。
到着して、自転車の鍵を持って来ていない事に気付く始末でした。
二人は自販機の所でジュースを飲んで休憩していました。
九重はこれからどうして帰宅するかを心配しています。
同じ距離を歩くのは辛かったからです。
黒岩は九重に質問します。
今まで誰かを好きになった事はあるかと言う事です。
九重は当然の様にあると答えました。
黒岩にとってはそれが意外だったみたいで、本当かと驚いてしまったのです。
九重は後輩の女の子を好きになり、告白して振られた事を話しました。
皆、ちゃんと経験しているんだと黒岩は清々しい気持ちになりました。
丁度、そんな話をしている時に近くを母親が車で通りました。
母親は自転車の鍵を持っていた事もあり、黒岩は自転車に乗って帰り、九重は母親の運転する車に乗りました。
他愛無い話しをしながら、母親が九重に末永聖とはどんな先生かと探りを入れてきました。
聖は学校で仕事を終え、帰宅しようとした時に学校の中で自転車に乗る黒岩を発見しました。
聖は黒岩に風邪は治ったのか、何故そう言う事をするのかと問いました。
黒岩は聖に返答します。先生の顔を見ているとイライラする、と正直な気持ちでした。
聖は学校には来る様に促しました。
そんな黒岩の返答は、嫌いにならないで、と言う突拍子も無い言葉でした。
そして、一筋の涙を流すのです。
黒岩には分かりません。
恋と言うのはもっと素晴らしい物で無いのか?そんな事を思うのでした。
聖は他の先生と一緒に居酒屋に来ていました。
皆、何故教師になったのかなど話しをします。
その話の延長でネットでの懸念される事も話題になりました。
スマホを隠し持っている生徒もいる様子で夏休みが怖いねと話し、場の空気が重くなりました。
聖に電話がかかってきました。
電話の相手は母親か勝太郎さんだけです。
本当は黒岩の話しを聞いて欲しいと思っています。
一体何を考えているのか分からない生徒がいると言う事を。
翌日になると、黒岩は登校してきました。
登校前には、母親に携帯を買ってあげると言う話しは取り消しと注意されてしまいました。
どうしても欲しかった訳ではないけど、そんな風に言われるとムカついてしまうのです。
登校した黒岩に岩崎は普段通りにしてよね、と言うアピールで鞄を投げてきました。
又、聖も普通に喜んでいました。
黒岩は聖の事は一旦保留にしようと考えました。
中学生の夏は忙しいのです。
図書室で黒岩は聖と会いました。
久しぶりなのか、身長が伸びた様に感じる聖です。
黒岩に話しかけると黒岩は聖に頭突きをしてその場を去っていきました。
聖は黒岩の行動が全く理解出来ずにボー然としてしまいます。
クラスメイトは夏休みの予定はお互いにあるかと話しをしています。
家出をすると言ってみたり、盗んだバイクで走りだすと冗談を言い合っています。
その内の一人の女の子がスマホを取り出し、連絡先を交換し合おうとなりました。
ただ、黒岩は携帯を持っていません。
持っていない事を皆が知ると、中3に夏あり得ないと非難轟々です。
自宅に戻り、ただ、そんな事を言われても買ってもらえない物をどうしようもありません。
女子生徒の言葉がやっぱり気持ち悪いと感じる黒岩です。
そして、次に考えるのが聖の事でした。
聖に対してきちんと優しくしたいと思っているのです。
一方、聖は花火大会の動画を職員室で見ていました。
花火大会は丁度勝太郎さんが帰国している時なので、一緒に行けるかもしれないと早速メールを送りました。
勝太郎さんも直ぐに返信をくれましたが、予定が入っており行けないとの事でした。
離れて過ごす事で心配になる事もありますが、聖は大丈夫と心の中で唱えます。
一学期の終業式が終り、生徒は三々五々に散ります。
その中黒岩は聖に声をかけます。
夏休み何をしているのかと言う問いに聖は戸惑いながらもIKEAに行く事を返答します。
それに対して、黒岩も一緒に行くと言ってしまいました。
我ながら変な話しをしてしまったものだと落胆します。
岩崎はコンビニで星占いの本を読んでいます。
勿論、相手は黒岩です。
聖と黒岩の事を考えながら、少し冷静な自分もいます。
自分の取った行動を振り返り、考えていました。
そこに聖が来たのです。
慌てて友人二人と隠れようとしますが、一緒に見付かってしまいました。
聖は聞いてもないのに、このコンビニの上に住んでいる事を知らせるのです。
先生と会話した後、友人の母親がコンビニに到着し、二人は塾へと行きました。
残された岩崎は…。
黒岩は母親と外出から戻ってきました。
聖を好きだけではダメだと自覚するのです。
もっと会って、話しをして…。それには携帯が必要です。
何故携帯を買ってくれないのかと母親に聞きます。
まだ子どもだからと一蹴されてしまいます。
そんな返答だと何も言えなくなってしまいます。
夏休み、友人たちと一緒に夜会う事になりました。
特に何か計画があるわけではなく、プラプラと街をさまよいます。
岩崎は黒岩が一人になった時に、携帯の画面をかざします。
そこには聖の電話番号が記載されているのです。
聖の住宅、そこで管理人に電話番号を聞いた事、この番号は偽物では無い事を告げます。
近付こうとすると、岩崎はスッと携帯を隠しました。
一緒に花火大会に行くなら見せてあげる、浴衣でね!と駆け引きをしてきました。
そんな事をされても岩崎を好きにはなれないよと黒岩は言います。
それでもいいと岩崎は食い下がります。
聖が帰宅すると玄関の電球が切れていました。
椅子に乗って替えようとしても背が届きません。
IKEAに行かないとな…と考えていると黒岩の言葉を思い出します。
彼の言葉を順番に思い出してみても、日本語になっておらず、振りまわされているのです。
そこに電話がかかってきました。公衆電話です。
咄嗟に勝太郎さんだと思い、出ました。
声を発すると、電話の相手の黒岩は直ぐに受話器を置いてしまいました。
実は聖の自宅付近まで来ていたのです。
まるでストーカーだと自覚します。
黒岩はそのまま家に帰ろうと自転車に乗りました。
岩崎にかけた言葉を思い出しています。
すると自転車の操縦を誤ってしまい、転倒します。
そこは草原っぱだったので、大事にはなりませんでした。
しばらく、そのまま転げて岩崎の事、自分を照らし合わせて考えていました。
すると向こうの方から一人の女性が走って寄ってきました。
聖でした。
倒れて怪我をしている黒岩を心配します。
そんな聖の首に腕を回し、黒岩は精いっぱいの告白をするのです。
聖を好きになったはいいけど、一体何をどうすればいいのか分かりません。
黒岩はそのまま聖を抱きしめています。
聖がようやく言葉を理解し、取り合えず黒岩と離れようとしましたが、黒岩は離そうとしません。
ようやく声を出して、黒岩を制します。
教育者の様に叱責すると、一人で立ち上がり自転車を起こして歩き始めました。
ただ、怪我をしてフラフラの彼をそのまま見過ごすわけにもいきません。
聖は黒岩を送るから、と呼びとめました。
車に乗った聖は一生懸命考えます。
黒岩になんて言ったらいいのか、を。
聖は今まで黒岩に嫌われていると思っていただけに、安堵したけど転倒して混乱してあんなことを言ったのね?と無かった事にしようと話します。
しかし、黒岩は違います。
どう解釈してもいいけど、自分はそんなふわふわ生きていないと返答します。
聖は薬局で消毒等を購入し、聖の自宅で手当てをしようと提案します。
ただ、帰宅してみても自宅の電気は点きません。
そもそも電球を買いに行ったのをようやく思い出したのです。
自分が情けなく、玄関でしゃがみこんでしまいました。
心配する黒岩が聖を気にします。
大丈夫じゃないと言う聖の返答に黒岩は聖の頭を撫でようとしました。
ただ、聖の体が硬直したのが分かったので手をひっこめました。
聖は下のコンビニでお水を買ってきてと黒岩を自分から離します。
聖は黒岩の事を考えていました。
聖の中でどんどん黒岩を占める面積が大きくなっている事を自覚しているのです。
あの手で触れられたいとさえ思っていたのです。
自分が何をしているのか、よく分からなくなってきました。
するとドアをノックする音が聞こえます。
聖は怖くなって、ドア越しに話します。
「黒岩君…帰って。」
その後、聖は相手の返答が無いまま話し続けます。
自分の気持ちを悟られない様に言葉を選びながら…。
しかし、実はドアの向こうの相手は婚約者の勝太郎だったのです。
勝太郎は急に休みが取れて、びっくりさせようとして来たと話すのです。
黒岩も水を買って戻ってくると、玄関に勝太郎が立っているのに気が付きました。
そして、それが婚約者と言う事も理解し、気を使って何も言わずに帰ってきたのです。
全然自分の入る余地がいない事を自覚する黒岩は―――。
「中学聖日記」第1巻を読んだ感想
中学聖日記っていう漫画まだ1巻しか読んでないけどめっちゃ好き
10月からドラマやるんや絶対見る!!!!!!!— 日和 のあ (@noa_20824) 2018年9月14日
中学生の男子と言うのは微妙な年代と言えます。
私自身、好きな人が出来て、どんな風に装ったらいいのか、どんな態度で接したらいいのか考え込む程迷って事はありませんでした。
しかし、初めての感情に自身が振りまわされ、もがく状況は分かります。
それを黒岩と言う目線で描かれています。
駆け引きも何も考える事なく、自分の気持ちの純粋に従って行動する姿には大人の様ないやらしさは感じられないでしょう。
ただ、不器用な程のまっずぐなその行動は相手を困惑させ、傷つけてしまう事もあるみたいです。
この黒岩の恋の相手が聖と言う先生で、教師の割にはやや抜けている所がある人です。
黒岩の理解不能な一連の行動から、変に気になりともすれば触れられたいと思う場面の出てきます。
ただ、教師であり婚約者もあり、未成年に手を出す訳にはいきません。
この巻の終りで、聖は自身の気持ちの中に黒岩が大きく占め始めている事を自覚します。
本来なら社会的立場等も勘案し、思いとどまるに至りますが、いかんせん相手も自身に告白してくれています。
本来なら嬉しいはずの状況をミスミス理性が留めるはずも無いでしょう。
一歩踏み込んだ関係にはなりませんが、今後、聖が自身にどんな言い訳をしながら黒岩への思いをどの様に処理していくのかが見ものです。
少しポワンとしている所がある聖は、もしかしたら婚約者がいても誰かが入る隙間があったのかもしれません。
この巻で一番ドキドキしたのは、やっぱり黒岩がまっすぐに聖に告白した場面です。
普通、大人なら何度かもデートを重ね行けるかなと判断してから告白するものですが、経験も知識もない中学生は思ったら即行動なんだなと思ってしまいました。
似た様な恋心を合わせて体験とはいかない話しですが、男性目線で楽しむ事が出来る漫画です。
「中学聖日記」第1巻の見どころ紹介
【しごと】かわかみじゅんこさんの『中学聖日記』1巻、重版かかりました!「恋」を知らずに恋におちてしまった黒岩くんの、感情の迷子ぶり、キュン死請け合いです…繊細でみずみずしいカバー絵もぜひ実物を見て下さい。2巻も来月出ます! pic.twitter.com/Ct4NnFctiy
— 芥 陽子 (@cha453) 2016年7月29日
まだ一巻と言う事で、全体の登場人物やその関係性等が明らかになります。
この巻を通しての見どころは、黒岩の心の変化です。
聖が好きだと自覚するまでに、他の女子生徒の意見を気持ち悪いとさえ感じています。
そんな黒岩が、聖の事を好きなんだと自覚し、又、その為に変化する行動等が見どころです。
大きく場面が動くとしたら、最後の方で聖の気持ちにも変化が起きる所です。
実際に25歳の女性が中学三年生を好きになるかどうかは分かりませんが、その様な状況が描かれています。
黒岩の告白を無かった事にしようと言う結構酷い事をやってのけたのは、もしかしたら、聖自身も黒岩への気持ちを自覚し、又踏み込んでは、喜んでは行けない場面だと判断したのかもしれません。
教師と言う職業である聖が女の部分と揺れ動きながら、黒岩と対峙する最後の方は見ごたえがあります。
あの時のドア越しの関わりはもう、中学生男子を相手にしているのではなく、好きな人に対する行動の様にも見えました。
実際、あの部分を勝太郎が聞こえていたのかどうかは分かりませんが、新たな男が出来たのではないかと訝しがられても不思議ではない所です。
勝太郎がどの様な行動に出るのかも気になる所です。
変に大人な部分がある黒岩は、勝太郎がいる事を察知しその場を去ります。
もしかしたら逃げたのかもしれません。
もし、無理やりにでも事を進めていたり、勝太郎がいなかったらどうなっていたのだろうかと思います。
黒岩は勝太郎を見て、イケメンだし、大人だし付け入る隙はないと感じてしまいます。
しかし、実際の聖の感情はその逆である事をまだ幼さもあって、知る事が出来ません。
ややもどかしさを感じながらも、聖と言う女性を取り巻く男性の心の動きが見ものです。
「中学聖日記」第1巻を無料で読む方法を以下でご紹介しています^^

まとめ
以上、ドラマ化もされて今話題の『中学聖日記』第1巻のネタバレや見どころをお伝えしました。
展開的にも結構切ない感じですよね。。
今後3人の関係がどうなっていくのか、最終巻まで注目しましょう!!
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