今回は、三上延さん(原作)/交田稜さん(漫画)作の「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻のネタバレと感想をお伝えします^^
やっぱりネタバレは読みたくない!という方は、以下で無料で読む方法をご紹介しています♪
「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻のネタバレ
『ビブリア古書堂の事件手帖 1』これ小説読もうとしてたんだけどマンガ出てよかった(*^^*)文学少女と似てるとこあるけど絵が全然違うからまた違った雰囲気で面白いです!!ただ声優がイヤですけど…(-_-)でもマンガの方は応援してます!! pic.twitter.com/0v2G493A
— ひー@NieR (@taminomi) 2012年12月21日
第一話 夏目漱石 『「漱石全集」新書版』
高校時代の五浦大輔は、北鎌倉駅前の本屋さんの前を通りかかりました。
「ビブリア古書堂」と看板を掲げる店内から出てきた、年上女性の姿を目撃します。
調子はずれの口笛を吹きながら一心不乱に書物を耽読する様子を一目見て、大輔は心奪われてしまいました。
しかしお店の中に入ることもなく、彼女に話しかけることもなくその場を後にします。
23歳になった現在の大輔は、大学を卒業した後も就職先が見つかりません。
そんなある日のこと祖母の遺品整理をしていた母親から、「漱石全集」という古本の鑑定を頼まれました。
「夏目漱石 田中嘉雄様へ」とサインが記されたこの本には、大輔にとってほろ苦い思い出が詰まっています。
小学生に上がる直前のこと、大輔はひとり家の中で絵本を読んでいました。
手持ちの本を読み終えてしまった大輔は立ち入り禁止になっていた祖母の部屋に入って「それから」という題名の1冊をこっそりと手に取ります。
その場を祖母に見つかった大輔は平手打ちを喰らい、「もう一度やったら、うちの子じゃなくなる」の一言を突き付けられてしまいました。
それ以来大輔は、活字を眺めていると気分が悪くなる特異な体質が続いています。
「漱石全集」の値札に書かれていた「ビブリア古書堂」を訪ねてみると、店番をしていた女子高校生から店主の入院先を紹介されました。
大船の総合病院の個室の中に入ると、高校生以来となる例の口笛の女性と再会します。
彼女の名前は篠川栞子で、1年前に父親が他界してビブリア古書堂を継いでいました。
栞子は大輔が持ち込んだ「漱石全集」を手に取っただけで、漱石の署名が偽物であること、更には祖母が生前に家族に隠していた秘密を解き明かしていきます。
祖母の「うちの子じゃなくなる」に込められていた本当の意味を知って戸惑いを隠せない大輔に、栞子さんはビブリア古書堂でのアルバイトを持ち掛けます。
大輔は自分自身の過去と向き合うためにも、栞子さんの申し出を受けるのでした。
第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
大輔がビブリア古書堂で働き始めてから3日が経ちました。
入院中の栞子さんからメールで指示を仰ぎながら店番をしていると、常連客の志田から盗まれた小山清の「落穂拾ひ・聖アンデルセン」の捜索を頼まれます。
志田の目撃情報によると犯人は16~17歳頃の女子高校生で、無地の高級そうな紙袋を抱えていたとのことです。
大輔は事件現場に居合わせた志田の友人で、古本屋を経営する笠井菊哉に話を聞きに行きます。
笠井の証言からは、女子高校生にハサミを貸したことと紙袋の中に保冷剤が入っていたことが分かりました。
更に、バス停付近にいたギターを抱えた金髪の男子高校生が関係しているようです。
大輔が電話でこれまでの経緯を説明した途端に、栞子さんは女子高校生が本を盗んだ理由を即座に察知しました。
女子高校生はバス停にいた金髪少年にプレゼントを渡す目的だったこと、渡す途中で志田とぶつかってトラブルが起きたことを推理します。
通話中に金髪少年を見かけた大輔は、女子高校生の名前・小菅奈緒と携帯電話の番号を聞き出すことに成功しました。
大輔からの電話を受けた小菅は、約束の場所に指定した栞子さんの病室に現れます。
本を盗んだことは認めながらも「今は返せない」との意味不明な供述をする小菅。
それに対して対して栞子さんが「わたしの口からお伝えしましょうか?」と切り返す場面で、本作品は幕を閉じ2巻へと続いていきます。
「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻を読んだ感想
ビブリア古書堂の事件手帖(マンガ版)1巻読了。栞子さんかわわ(*´∀`)
— にわりまし (@2warimasi) 2012年6月27日
ストーリーの舞台に設定されている、鎌倉市内の風景が丁寧に書き込まれていて味わい深かったです^^
昔ながらの街並みの中にひっそりと佇んでいる、ノスタルジックなムードに満ち溢れた古書店の外観や店内が印象的でした!
随所に散りばめられた、稀覯本に関するこぼれ話や豆知識には驚かされます。
インターネットで検索してワンクリックするだけで世界中のありとあらゆる商品が手に入る今の時代に、古書が持っている人間的な温かさが伝わってきました。
1冊の本に導かれるかのように出会った、ふたりの男女が辿ることになる数奇な道のりに引き込まれていきます。
無関係に思えていた人たちを結び付けていく、本に秘められた不思議な力には胸を打たれました。
「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻の見どころ紹介
最近よく目にして気になっていた「ビブリア古書堂の事件手帖」の漫画(講談社版)の1巻を買って読んでみた。ら、主人公の実家が大船じゃないですかー!大船観音や小川軒をモデルにしたお菓子屋さん等が出てきました。どうりで駅なかの本屋さんの目立つ場所に並んでたりする訳だ〜。あ、面白いですよ。
— s.mie (@primty) 2013年2月8日
原作のイメージを損なうことなく漫画化されているので、小説版に思い入れがある方たちにもお勧めになります。
黒いストレートヘアに清楚な入院着ながらも、時折無防備な一面が見え隠れするヒロインの篠川栞子が可愛らしかったです^^
彼女へほのかな想いを抱きながらも一向に距離感を縮めることが出来ない、五浦大輔の話し下手なようなキャラクターも好感が持てます。
読書が苦手で無骨な青年と、古書に纏わる知識に卓越しながらも異性とのコミュニケーションにはからっきしな女性との恋愛模様も見どころです☆
「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻を無料で読む方法を以下で解説しています^^
まとめ
以上、「ビブリア古書堂の事件手帖」第1巻のネタバレと感想をお伝えしました!
2018年の11月1日には黒木華が篠川栞子を演じる実写化作品も公開されるので、映画を見る前のおさらいとしても手に取って頂きたい作品になっていますよ♪